演奏を始める時の身体の緊張、ペダルを踏む力の加減が合っているか、プリンスが自信を持って舞台に立つのではなくて、不安を抱えた素に戻っているのが自身の体のように伝わります。
マスク、これを人前で弾くことそのものが詩音君の頑なになっていた心が解放して来た証じゃないでしょうか。タイトルで言うなら、仮面が仮面だというのを明かすほど怖いことはない。
五度間の狭さに留まって執拗に繰返す同音反復、響きと詩音と両方の頑固でちょっと視野の狭まってしまった状態みたいです。でも最後に解放されていくのも二人みたい。詩音君、自分の気持ちと響が重なってたんじゃないかしらと勝手な解釈ですけれど、思いました。
早く二人で弾いてほしい。そんなふうに思ってしまいました。
作者からの返信
(無言で固く握手)
「この曲を選んだ理由をここまで見事に見抜く読者さんは、ぜーーーーーったいいないはずだ!」と、少々残念に思いながらも淡い期待をしてたんですけども……いたよ、おい!
しかもペダルに足を乗っける緊張感とか、上手く表現できてるかなぁ?って不安だったけど……ガッツリ読んで来たよおい! マジかよ!
彼らの間に仮面はもう必要ない、そういう回にしたかったんですよね。
この曲はプロットのかなり早い段階でここに使おうと思ってました!
何なんですか~?あの演奏。
ドビュッシーのマスクをユーチューブで探してきましたけど、両方の指をクロスしながら鍵盤に突き立てるような激しい動き。あんな事して突き指しないんですかねえ。ピアニストの指は鋼鉄ですかぁああああ( `ー´)ノ
あれを弾きながら、響のことを思う詩音の心情を考えると、もうもうー二人で何処へでも行ってしまぇー、です。
でもこれで、詩音ちゃんも一皮むけた真のピアニストになれたんじゃないかな?ほらほら、芸術を追い求める人達は、心の成長が一番の糧ですからね。
一度折れた骨は、より強くなるというじゃあありませんか。花形満が言ってましたらか正しいですよ。詩音の心は「よんよんまる」解散で一度折れたけど、響と再会してより強力になったんだ。
詩音と響、それに花音の三人で頑張ればどんな事にだって耐えられる。ほらほらお化けのキュー太郎も毛が三本だし。
作者からの返信
そうそう!
オバQの毛も三本だし、磯野浪平の毛だって……あ、あれは一本だった!
えっとえっと💦
そう! ドロンパだって毛が……(ヤバい、なかった!)