25 今更な自己紹介。

 少し前からカクヨムの色んな人のエッセイを読んでいました。

 こう、ひっそりと気付かれぬように壁の隙間から覗くような気分で。


 すると、気付いたことがあったんです。

 みなさん、結構自分のことを書いているんだなぁ、と。自分のことと言うか、自分の立場をちゃんと明確にしてエッセイを書いているなぁと思ったんですよ(そして、みなさん上手い)。


 僕は二十七歳の作家志望。

 と、最初に定義してから、とくに更新することなく今まで書き続けています。基本的に自分の考えていることをダラダラ書いて行く日陰のジメジメエッセイ、というのが個人的な認識です。実際その定義はズレていないと思います。

 突然、ハルヒ論とか新海誠論とか、不倫小説を勧めはじめたりするのは、単純に僕が僕自身を語ることを得意としていないからなのでしょう。

 前回はやたら自分のことを書いてしまった、と後悔したくらいです。


 けれど、ここで少し自分のことについて書いてみたいと思います。誰が興味あるんだよ、と思わないでもないですが、「へぇ、そういう人間なら小説とかエッセイを読んでやってもいいよ」と言う人が一人でも出てきてくれたら嬉しいので、続けたいと思います。


・1991年生まれ。


・男。


・広島育ち。


・現在は大阪在住。


・二歳年下の弟が一人います。


・十六歳の時に、実は僕には兄がいると言われた経験あり(父親がバツイチとそこで知る)。


・中三から高一までデッサン教室に通っていて、週三の予備校と別に週一のスクールに通っていた。そのスクールが一時期、とある女子校の美術室になったことがあった。


・地元に友達はおらず、広島に帰る度、弟とその連れと遊んでもらっている。


・弟の今年の目標が結婚で、弟の連れと一緒に弟が遊んでくれなくなるんじゃないか? とそわそわしている。


・大阪に出てきた理由は進学。


・学生時代に職員室的なところのエレベーターホールで友人と二人で立って、「同情するならチョコをくれ」というダンボールを持っていたことがある。


・二十一歳の頃は学生気分が残ったフリーターと名乗っていたが、誰も笑ってくれなかった。


・フリーターの頃はカフェで働いていて、そこの店長を大阪の母と呼んだりしていた。


・二十三歳の誕生日に初めてバーに行って、逆ナンされたことがある(いや、あれは僕がナンパしたのか? 覚えていない)。


・フリーター後、アパレル関係っぽいところに就職したが二年弱で辞める。


・アパレル関係っぽいところで働いてた頃の僕は、友人いわくモテてたらしい。確かにお婆ちゃんとかにモテてた。


・お客さんの一人に一度お茶を誘われ、のこのこ行った結果、ネットワークビジネスに誘われる。


・現在は拘束時間は長いが、とりあえず休みはちゃんともらえる会社で働いている。


・仕事終わりに飲み行こう、と言う同僚を増やしたくて動いたところ、増えすぎて現在は真っ直ぐ家に帰ることの方が稀。


・趣味は? と尋ねられると「読書」と答えても変な感じになるので「酒」と答えるようになった。


・倉木さとしは大阪の学校で知り合った作家志望仲間で、現在は僕とは違う県に住んでいる為、一年に一回は会いに行っている(なぜか、僕の誕生日の日に)。


・二十三歳の誕生日に行ったバーの店長さんが現在は居酒屋をやっていて、僕はそこの常連客。クリスマスの日なんかに店長さん主催の貸きりパーティをしたりしている。男四人とかで。


・本が増えすぎたのと、小説を書く場所と普段過ごす場所を区切りたくて現在は2LDKに住んでいる。


・テレビ、テレビ台、ソファー、冷蔵庫、電子レンジ、棚、パソコン、空気清浄器、本棚が人からの貰いもの。


・一時期、服も半分以上が貰いものだった。


 etc.


 こうやって書いてみると僕は本当に恵まれた場所にいるな、と思います。今まで出会った人たちに感謝です。

 にしても自分で書いて、こういうことを言うのは変ですが、この箇条書きで僕のことは分かるのだろうか? 

 そして、それによって「へぇ、そういう人間なら小説とかエッセイを読んでやってもいいよ」と言ってくれる人が出て来るのか?

 出て来ない気がするなぁ。

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