最上の敵

関谷光太郎

第1話

 最大出力の中型戦闘艇が曇天の空を飛んでいく。

 投入された三隻は、いずれも船首に突き出した二股のメガ粒子砲が特徴的だ。巨大な鋏はさみを持つ昆虫のように見えるので、『スタッグビー』と呼ばれており、その船底には、陸戦部隊を搬送する揚陸船を抱えていた。

 三隻は砂漠地帯の上空で揚陸船を切り離すと、すぐさま、地上展開を援護するための砲撃を開始する。

 船体左右に装備した三連砲塔。その全砲門を開いて放たれる粒子ビームが、青いイナズマとなって空と大地を焼いた。

 敵の兵力が紙のように燃あがる。

「進め! 進め! 進め!」

 無線に響く指揮官の声と共に、ホバリングした揚陸船から吐き出されたのは、機動歩兵部隊『赤色の鋼』だ。

 全身に戦術強化スーツを装着した二百名の強者たちが戦闘地域に展開する。みな大型の機銃を抱え、背中にミサイルランチャーを背負っていた。

 船底に剥き出しのエンジンノズルを見せて帰投する揚陸船。

 その下で、歴戦の勇士ダノンが気勢をあげた。

「戦果を天に!」

 彼の叫びに戦場が沸き立った。この歩兵部隊にダノンがいることを誇りとする兵たちの反応は圧倒的だった。一介の兵士に過ぎない彼の影響力は指揮官の比ではない。本来なら、一軍を率いる器の持ち主なのだ。しかし、何度も昇進の機会を与えられながら拒否し続けたのには理由があった。

 ――戦い以外の雑事に煩わされたくない!

 ダノンは言う。

「俺は純粋無垢な闘争心を満たすためだけに戦う。兵を率いるという面倒くさい役割を与えられたら、戦闘を愉しめないではないか!」

 遥か太古の戦人いくさびとのDNAを受け継ぎ、戦のためだけに広大な宇宙を旅する『ガンブリエント』の民。戦闘民族と恐れられ、存在のすべてを戦いに特化して文明を築いてきた民族の中にあって、ダノンは更に戦闘的であった。

 結局彼は、一兵卒として死ぬまで戦うことを選んだのだ。


 扇状に広がった歩兵部隊に、敵陣からの報復が始まった。光の矢が頭上から降り注ぐ。それは文字通り大勢の射手が放つ矢の雨であった。

 ダノンが防御ヘルメットのシールドを下ろして防御する。透過性のシールドは表面を髑髏の顔にデザインされた、彼だけに許された特注品である。

 途端、金属音を響かせて矢の雨が彼の全身を襲った。だが、装着された強化スーツに原始的なやじりなど無力だ。

 いったい何人の射手から放たれたものなのか。

 ダノンは遥か遠方に見える影へと視線を向けた。

「大きく映せ」

 彼の声に反応したシールドの望遠機能が、遠方の映像を拡大した。砂塵巻く砂漠の中に、白い城壁が陽炎のように揺れていた。

 数キロに及ぶ城壁の上には、弓を手に居並ぶ多くの兵士たちの姿。前面が矢を放っては後方へと入れ替わり、また放っては入れ替わりと、永遠に続くかと思える動作を繰り返していた。

 その稚拙な戦術を後押しするように、優雅に翼を広げた飛行艇の一群が空を飛んでいる。その下で、鉄板の塊でしかない戦車隊が地を駆けた。

『ガンブリエント』を相手にするには余りにも絶望的な軍事力であった。中型戦闘艇の攻撃に対して、ひらひらと燃え上がるだけの非力な飛行艇は紙細工のようであり、地をゆく戦車も陶器のごとく砕け散った。兵士はみな色白で華奢であり、薄い布をまとっただけの姿もおよそ戦闘的ではない。

 この惑星にたどり着いた時、『ガンブリエント』の民は狂喜した。軌道上からの惑星調査の結果、三つの大陸があり、しかもその大陸の一つには文明の存在が確認されたのだ。前回戦闘を繰り広げた惑星から十年の旅路の果てである。戦いに飢えていた『ガンブリエント』の民が勇み立ったのは言うまでもない。しかし、降り立ってみればひ弱な民が原始的な抵抗をするのみである。早くも、歩兵部隊が落胆の空気に包まれたのだ。


 ――前の惑星では七年戦えた。

 ――ここでは二日が限度だ。

 ――つまらない。つまらなさ過ぎる。


 通信に広がる兵士たちの声。

 戦闘民族にとって低い文明との出会いは不幸である。命を落とす可能性がどれだけ高くとも、戦いがいのある相手との方が長い間を愉しめるからだ。しかし、だからと言って中途半端に仕掛けるのは相手に対して失礼だろう。懸命に生きようとするその姿には、真正面から応えなければ戦士ではない。

 ならば、完璧に粉砕すべきである。大地と言わず空と言わず、惑星そのものを破壊するまで手を緩めてはならない!

「この儚き者達に幸福なる死が訪れんことを!」

 ダノンは地を蹴った。

 荒れ狂う殺戮の嵐。戦地と化した砂漠地帯に敵兵の断末魔が響いた。五百発のエネルギー弾を装填した機銃を掲げ、発砲しながら敵陣へと分け入るダノン。髑髏を施したシールドが無慈悲なる戦神いくさがみの降臨を想起させて、相手の兵士たちが恐怖に表情を変えるのがわかった。

 背中に装備された推進ノズルを点火させて、白い城壁を飛び越えるダノンの姿に、他の歩兵たちも心を動かされた。純粋なる闘争本能を糧に戦いを昇華させる彼に続けとばかり、全軍の動きに生気が蘇ったのだ。

 一方、ダノンは城壁を乗り越えた瞬間、息を呑んだ。城壁の内側に数万、いや数十万の兵士たちが整然と並んでいるのだ。みな白い装束姿で、大地に張りついたようにまんじりともしない。

 異様な光景に危険を感じた彼は、ノズルを再噴射させて城壁内への突入を回避した。そのまま射手たちが弓を構える只中へと降り立ち、歯を剥き出して威嚇する兵士たちの出迎えを受けることとなった。

 至近距離から見る敵の姿はさらに衝撃的だった。衣服と同じ白い皮膚は血管が透けるほど薄く、骨に皮を纏っただけの体は、生きているのが信じられないくらい肉の厚みを持っていない。

 本来なら激しい活動など五分ともたない肉体構造に思えた。だが、ダノンに対して矢を放ち、強化スーツに身を挺して飛びかかって来る姿は、骨と皮だけの肉体に激しいエネルギーが内包されていることを示していた。

 ダノンは、頭部のシールドに張りついた兵士を引き剥がした。身長百五十センチほどの小さな肉体が、首根っこを掴みあげられてじたばたと抵抗する。

 必死に生きようとする姿は、いつも崇高だ。

 だが。

 ――情けなど『ガンブリエント』の俺たちには無用。

 首を締め上げるダノンの腕に力がこもった。

 骨の砕ける鈍い音。兵士の口から泡が吹き出した。

 次の瞬間。

 兵士の体が、股ぐらから真っ二つに裂けたのだ。

 鮮血が大地を赤く染め、その上に臓物が散らばり落ちる。

 何ごとが起きたのか、さすがのダノンも一瞬躊躇した。

 地面に散らばった臓物の中で蠢くモノがいる。体長八十センチはあるワーム状の生物だ。血塗られた白い体を持ちあげて、こちらに頭を向けた。

 過去の記憶で、似たような生物を見たことがある。あれは緑色に輝く惑星での記憶だ。その惑星には生命溢れる広大な海と、多様な動植物が繁栄する大陸があった。大陸の大部分を植物群が支配しており、その中で自然との共生によって繁栄する文明が存在した。文明レベルは中の下というところだが、大自然を味方にした戦術が巧みで、貧弱な武装ながら、しばらくの間『ガンブリエント』を楽しませてくれたのだ。

 ある日、敵兵を追って森林へと分け入ったダノンたちが方角を見失って立ち往生したことがあった。その地帯には強力な磁場が発生しており、位置情報や通信が使い物にならない事態に陥った。敵は緑の植物に紛れてこちらを取り囲み、必要に応じて攻撃を繰り出してくるのだ。

 防戦一方の状況に、森林そのものを焼き尽くす戦法に出たダノンは、機銃を火炎放射機能に切り替えて応戦した。

 燃え上がる森林と共に敵兵たちを焼き尽し、熱風が渦巻く中を意気揚々と帰還する途上で遭遇した生き物がそれだ。

 生物はこの熱地獄から逃れる最中にダノンに踏みつけられ、体半分を潰されていた。それは二の腕ほどの太さがあり、足裏に異物の存在を感じたダノンが下を見ると、黒いワーム状の生物が大きな口を開けて威嚇していたのだ。

 眼前で鎌首をもたげる生物は、あの時の生き物と似てはいるがその邪悪さにおいては比べようもない。全身に生える鋭い棘と嘴のように尖った頭。その先からだらりと伸びる赤い舌が、こびりついた血を舐めとるために自らの体を這い回っていた。純白の体色に赤い舌と血の色が毒々しいコントラストを生んで、ダノンはしばしその姿に目を奪われたのだ。


 異変は唐突だった。

 城壁内に集結した数十万もの兵士たちが、一斉に全身を震わせて奇声を発したのだ。

 尋常でない数の振動と声によって、大地と空気が鳴動し広範囲に砂埃が舞いあがった。

 視界がみるみる奪われていく。

 透過性のシールドにまとわりつく砂埃を払いながら、躍起になって視界を確保しようとするダノンだが、完全に砂埃に呑み込まれて身動きさえできない状態に陥った。

 通信を通して、仲間たちの混乱が伝わってくる。影響は全軍に及んでいるようだった。

 視界を奪われた状態で無闇に武器は使えない。だが、歴戦の勇士ダノンにとって、窮地こそが戦場での最高の楽しみなのだ。

 彼は、背中の推進ノズルを最高出力で噴射させた。

 急激な上昇。

 たちまち、右腕に表示される燃料ゲージの残量が減っていく。

 砂埃から抜け出した途端、燃料が切れた。

 一瞬の静止状態。

 眼下で三隻の戦闘艇が砂埃を突き抜ける光景を確認したのをきっかけに、ダノンの体が落下し始める。

 戦術強化スーツからの警告音が、装着者の安全を確保するための回避方法を指示していた。

『落下回避システム起動。胸部中央のロックを解除。ロックを解除せよ!』

 ダノンはすぐさま胸のグリップを握り、右に捻りこんだ。

 同時に、背中から巨大な翼が広がり急激な制動による衝撃が肉体を襲う。

 五メートルはあろうかという翼である。透明な素材で軽量、強靭なその翼は、風を捉え空気の流れに乗って彼の巨体を大空に舞わせた。機銃とロケットランチャーは飛翔時に捨てていた。少しでも上昇距離を稼ぎたかったからである。お陰で無防備な身となったが、その気になれば素手で戦うこともここでは可能だろう。

 ようやく砂埃が収まりつつあるのを確認して、ダノンがゆくりと降下していく。気がつけば同じ方法で空に避難した兵士たちの姿が見える。的確な判断をした一部の兵士たちに、彼は称賛の言葉を無線で伝えた。

 それにしても、気になるのはあの数十万にもなろうかという兵士たちだ。彼らが発した不気味な奇声と振動は何を目的としたものなのか。敵に対するけん制か、あるいはあれこそが彼らの武器だというのだろうか。そして、股先から裂けた兵士から現れた謎のワーム。この星の住人に寄生する生物はいったい何だ。

 ダノンは戦況の確認を急いだ。

 眼下では、地上に張りついたままの多くの友軍が強烈な砂埃をやり過ごして動き始めている。これを見る限り、敵の攻撃に大きな打撃力はないようだった。一方、敵の城壁に目をやると、数十万もの兵士たちは同じ場所で固まったままであり、弓兵や戦車隊までもが動きを止めていたのだ。飛行艇に至ってはその姿さえ消えてしまっている。

 それは、生命の灯が途絶えた抜け殻のようだった。

 敵殲滅のチャンスに、ダノンの闘争心が打ち震えた。彼だけではない。この状況に全ての兵たちが同じ反応を示したのだ。戦闘民族である『ガンブリエント』の血のなせる業だった。

 生憎なことに『ガンブリエント』は学術的探究心とは無縁だった。分析、対処方の構築はあくまでも敵攻略のためであり、戦術情報の蓄積のみを目的としている。だから、緑の惑星でも、奇跡的とも思える環境や文明を惑星ごと破壊できたのだ。どうせ滅ぼす惑星である。そこに住む知的生命体の有り様に興味を抱いても意味がないのだ。彼はすぐさま思考を切り替えて、戦闘に没頭した。

 全軍が城壁内へと突入する。

 ダノンも空からの急襲で敵陣へと突っ込んでいく。武器を捨てた彼は肉弾戦で挑む覚悟だ。もとより、敵がこのありさまでは武器使用の必要性はないくらいだ。

 眼前に迫る敵。久々に素手で戦う高揚感に声が漏れた。

「はっ!」

 着地寸前に放ったキックは、弓兵のひとりを薙ぎ払った。城壁から地面に落ちる弓兵。その体を踏みつけてどっと流れ込んだ機動歩兵部隊の姿に、勝利は目前だと思われた。

 その瞬間。

 城壁内に広がる数十万もの兵士たちの体が、頭から真っ二つに裂け始めたのだ。

 ばくっ、ばくっ!

 不気味な音を発して人体の赤い断面が花を咲かせた。大量の鮮血が雨あられとなって降り注ぎ、戦術強化スーツの装甲が真っ赤に染まっていく。

 空から降り立ったダノンが叫ぶ。

「同胞よ! 油断するな!」

 だが、その声に応答する声はなかった。

 隣で兵士が悲鳴をあげる。

 何ごとかと目をやると、戦術強化スーツの装甲を切り裂いて白い生物が胸に突き刺さっていた。あの時、敵兵の股を裂いて現れた白いワームと同種だった。ワームはドリルのように高速回転をして、兵士の体内に入り込んでいく。

 周囲でも同じことが起こっていた。完全武装の兵士たちが、子供のように狼狽えて地面を這い回る。隣で悶絶する兵士の体内に潜り込んだ白いワームを凝視して、ダノンは確信した。

 これは、罠だ。

 あの砂埃での攻撃は、この白いワームたちが人体を割って出る時間を稼ぐためのものだった。

 奴らはこの惑星に近づく『ガンブリエント』の存在を感知し、すぐさま移動の準備を開始した。広大な城壁内に数十万の宿主を集め、体内に寄生したワームたちに離脱フェロモンの分泌を促した。すでに何十年もの年月をかけて貪り喰ったこの惑星の宿主はもう骨と皮を残すのみであり、このままでは共に餓死する運命だったのだ。ダノンたちの来襲は、奴らにとって好機到来。わざわざ向こうから獲物がやって来たという図式だ。

 そこまで考えて、彼は違和感を覚えた。

 ――なぜ俺は、こんなにも奴らのことを知っている?

 答えは、ダノンの右脇腹にあった。

 いつの間にか、装甲を突き破られた脇腹に大きな穴が開いていた。それはあの白いワームが肉体に侵入した証であり、大量に流れ出た血はすでに凝固し始めているのだ。これは早い段階でワームにやられていたことを示している。

 そうか。敵兵たちが一斉に奇声をあげたあの時だ。俺の足下で鎌首をもたげていたワームが、混乱に乗じて侵入をしてきたのだ。痛みを感じなかったのが不思議だが、肉体に入り込んだワームの思考がその答えを教えてくれた。

 ワームは宿主の肉体を突き破る時、大量の体液を分泌する。そこには麻酔成分が含まれており、長く栄養を摂取する宿主の肉体的負担を軽減して、自分たちを受け入れやすくする目的があった。だとすると、隣で悶絶する仲間は痛みでのた打ち回っているというよりも、ワームが自分の体内に入り込むというビジュアルにパニック状態になっているという方が正しいようだ。

 いつの間にか、ワームの思考が混じりこんでくることに慣れ始めていた。

 それは、徐々に侵食されていく自我の喪失を意味している。

 だが、悪い気分ではなかった。

 広大な大地に、機動歩兵部隊『赤色せきしょくの鋼はがね』の全員がワームの餌食となってゆく光景を眺めながら、ダノンは指揮官の声を聞いた。

「総員帰還せよ! 帰還せよ! この惑星での戦闘に価値はないと判断された。兵力の撤退完了を確認次第、本惑星を排除する!」

 三隻の中型戦闘艇が姿勢制御のノズル噴射を連続させながら、船底に抱える揚陸船を切り離した。

 慌ただしく降り立った揚陸船が、早く戻れと促すように左右に船体を揺らす。

 次々と帰還する歩兵部隊の体には、多くのワームたちが張りついていた。これより帰投する母船にはさらに多くの餌が存在する。奴らはその全てに寄生するつもりなのだ。

 ダノンは見た。数十年前に、この惑星に飛来した者たちの姿を。

 銀色に輝く船体から降り立った彼らは、骨と皮だけの生ける屍だった。そして、彼らを出迎えたこの惑星の住人たちは、それが後の自分たちの姿であることを知らずに、友好の旗を掲げたのだ。

 体内に寄生したワームの記憶が見せたビジョン。

 俺たちは、奴らの新たなる餌となった。




 あれから、二十年の歳月が流れた。

 球形の巨大母船『ガント』を中心とした五十隻の船団が次なる銀河系へと到達したのは、次元回廊を抜けること三百三十五回目のことだった。

 全船団の艦内に、AIが告げる異文明確認の報が駆け巡り、あらゆるパネルスクリーンに、次々と惑星の姿が映し出された。

『ガンブリエント』の民たちは、静かにその画面に歩み寄る。

 それはまるで、暗黒の宇宙空間に浮かぶ青い宝石のような惑星だった。

 ここに、文明が存在することが確認されたのだ。

 ダノンはパネルスクリーンに集う人々の最後列についた。彼は白濁する意識で自分の両腕に目を落とした。

 骨と皮だけの枯れ枝のような腕がそこにある。肌は内部の血管が見えるほど薄く、色素も抜けて白かった。

 すでに屍と言っても不思議ではない状態でここまで保っていられるのは、体内に寄生するワームのなせる技だった。

 次なる宿主を見つける間、極限まで栄養吸収を抑えたワームたちは、『ガンブリエント』の民から闘争本能を奪った。無駄なエネルギーの消費を抑えるためである。意識も九割方支配され、ダノンは残された一割の意識で考えた。

 もうこれ以上食い尽くされる肉さえ無くなった頃合に、新たな文明に遭遇した。これで『ガンブリエント』の歴史は終わり、俺の戦士としての人生も終わる。だが、これでいい。餌として生きるだけの人生など、クソ喰らえだ。


 ダノンの腹の中でワームが蠢いた。

 スクリーンに映る青い惑星は、奴らの次なる餌場に選ばれたのだ。

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最上の敵 関谷光太郎 @Yorozuya01

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