第2話

大学時代のアルバイト伝説は数多く。


①喫茶店でのアルバイト伝説

その喫茶店のキッチンはとても狭く、向かい合ってのすれ違いは出来ず、体を斜めにしてすり抜けなくてはなりませんでした。

人数が少なく、とにかく、やることが多い。

値段が安いため、お客さんの回転率が高く、注文数が鬼。

水のピッチャーすぐなくなる。

コップもカップもほいほいなくなる。

加えてケーキ、パン、ドリンクメニューも豊富だし、ホイップクリームはラテに絞るサービスあるし。

お客さんには最高だけど、店員には最低でした。

とにかく、私の考えていたことは、早く出して、お客さんに喜んでもらいたい!ということでした。

ゆえに、早く動きたい。

狭い通路で、他の人とブチ当たるのはもうどうしようもない。

というか、なんで他の人はブチ当たらないの?細いから?

という感覚。

まあ、実際、私がデブだからブチ当たっているのはそうかもしれない。

でも、仕方ないよね!とブチ当たりまくる。

他の人からすれば、なぜアルバイトをしたら、毎回あいつからぶつかり稽古をさせられるのか!と思ってたと思う。


必然的にキッチンにはいられず、毎回ホールに出るように。

ホールも楽しかったけど、狭い通路でコーヒーをこぼさず運ぶことは才能が必要で、毎回ソーサーはべちゃべちゃ。

セルフにすりゃいいのに…と思う私。

そしたらお前はクビだよと今なら突っ込める。

それ以前にクビだよと思うもクビにはならず。

最後まで続けさせていただき、ありがとうございました…

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「変な人」アスペルガールの日常 @Shirokiiro

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