「変な人」アスペルガールの日常

@Shirokiiro

第1話

初めまして。

アスペルガーのアラサー女です。

幼い頃から、変なやつでした。


小学校の参観日、みんなはお母さんにいいところを見せようとする中、私は急に立ち歩いて、教室で飼育していたバッタのかごのふたを閉じに行きました。

参観日より、私の頭の中はバッタのことが優先でした。


ダンゴムシの触ると丸くなる様が好きで、隣の家の庭からダンゴムシを集め、洗面器をいっぱいにしました。

(今思うと泣きそう。)


中学校の自然学習宿泊で、班長に立候補したくせに、班長会議で何も聞いてこず、班員を困らせました。

今思えば、班長という肩書き、みんなから信頼される人が班長、それになりたい!という認識だけで、なりたがったようです。

班長になれば、信頼される人になれる、という感覚だったのかも?


持ってくるものは常に欠かし、しかし忘れ物は欠かしませんでした。


高校、メールがずっとできるような人間関係に憧れて、携帯をずっと胸ポケットに入れていました。

携帯を持っていても、メールが来るわけではありません。


他にも伝説は色々。また後々お話しできそうです。

側から見ているには間違いなく「変な人」。

でも、ずっと、「普通の女の子」に憧れていました。


普通に友達と買い物がしたい。

普通に彼氏が欲しい。

普通に楽しく学校生活がしたい。

普通に遊びに行ったり、飲みに行ったりしたい。


向いてないんだ、ということ。

他の人が普通に楽しい、ことは、私にとって楽しいとは限らない、ということ。

気づいたのは、本当に、ごく最近のことです。


まだまだ成長途中な私ですが、私のように困る人が、少しでも、普通でなくていい、ということを思えれば、楽になるんじゃないかと思い、筆をとってみることにしました。


面白おかしく、そして、「変な人」が何を考えているのか…

知ってもらえれば、幸いです。

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