一気読みしてしまいました……。色んな事が明かされる過程で、それぞれの立場を思うと涙せずにはいられません。
家、生い立ち、環境。作ったのが人間ならば、翻弄されるのも人間なんだなと思いました。
ただ、それでも家族っていいなとしみじみ思いました。何だか登場人物一人一人に泣かされた気分です。
余韻にひたりながら、続きを待ちます。最高に面白く泣ける作品だと思います。
作者からの返信
小森日和 様
さらに! 1話の文字数がとっても多いはずですのに、一気読みしてくださってありがとうございます( •̀ω•́ )✧
今回は花南と耀平を囲んでいる家族が、ではこれまでどう感じてきた? 思ってきた? というものを、やっと秘密から解放された二人が、自分達だけが苦しんでいたものではなかったと知っていく――という内容にもまっていますが、そういう余裕が出てきたのかな……と、今回改稿していて改めて思っていました。
その中にはやはり、家族それぞれが黙っていることで危うくも、航の成長が支えられていたのではないかと思っています。
あともう少し続きます。
最後のほうは、すっごく甘ったるくなるかもしれないのです^^;
「それを否定するなら、航を否定しなくちゃいけないから、わたしは誰も否定しない」
この花南の言葉がほんとうに凄いなと思いました。そしてこの物語全てを集約して、一番大切な人を全力で守る言葉。生きていくための覚悟が伝わります。
そして、家族とはこうも厄介であるかと。わかってくれそうで遠い存在。
でも、なんとかわかってほしいという矛盾した葛藤を、こうも見事に書ききる作者さまに頭が下がる思いです。
作者からの返信
六月菜摘 様
こちらの続編も引き続きお読みくださって、ありがとうございます!
そして、花はひとりにも素敵なレビューをくださって、お礼申し上げます。とっても嬉しかったです。
花南が呟いたその言葉は、あの一節に集中していてでてきた言葉ではあるのですが、おなじように感じたことが親族であったからかもしれません。
その該当の親族である両親が諍いを起こして、当初の出会いの不味さで喧嘩をしたとしても、子供を授かったことは良縁としておいてほしいと思ったことがあります。(デキ婚でした)
親や兄弟、親戚一同の立場で、あの時の結婚がー!と大人の感情だけでやりあっている間、その子供が『私が生まれたのが間違いだったの』と思わせるのがとても不憫でした。大人のそんな諍いに巻き込まれたその子が。
そういうことがあったから、航のことも否定はできないと出てきたのかな??? と、今回、こちらのコメントをいただいて、初めて振り返っていました。
書いている時はなにも感じていなかったんですけれど、いま思えば、根底にそれがあったのかもなあ、と思わせて頂きました。
家族は厄介ですよね。他人と親族になるのも厄介です(笑)
この物語からコメントのようなことを感じてくださったこと嬉しかったです。
また引き続き、お楽しみいただけますように♪