6.番付の白黒

 巡業会場である体育館には、あらかじめ力士たちが控えておくための部屋が用意されていた。さすが、京都市が市民の血税を注ぎ込んで整備した体育館だ。そんなちょっとした部屋も掃除が行き届き清潔で、広々ゆったりしていた。

 はずなのだが。

「狭い……」

 部屋に入った瞬間、私と川島は同時に思ったことが口をついて出てしまった。

 そりゃそうだ。

 中には体積が常人の二倍から三倍はあろうかという力士が五人、ぎっしりと詰まっていたのだから。どこからかレンタルしてきたらしい、急ごしらえの畳の上に所狭しと。部屋の想定からいって人数は適正だが容量は完全に超過している。相撲取りは立って半畳寝て一畳とはいかないか。

 そして不肖、この神園薫だって標準的な体格からは大きく逸脱してしまっているから人のことは言えない。この部屋の中で唯一平均なのは川島くらいだ。

「あぁ来たね神園さん、川島くん。こっちこっち」

 力士たちの陰からひょっこりと顔を出したのは、細身の男性だった。銀縁眼鏡の奥に優しそうな瞳を細めていて、髪は白髪が混じってグレーになっている。私たちの同僚、平さんこと平塚刑事だ。

「よかったよかった……一人だとやっぱり大変で……」

 平さんが立ち上がると、大きな岩の間に背の高い気がにょきっと生えたようになる。そう、この平さんも私と同様、標準的な体格とはいいがたい。一八〇センチオーバーのひょろ長体型。私が京都府警に入る前は署内で一番背の高い警察官だったらしい。

 ただ、ともすれば気の弱そうに見える表情と実際に捜査第一課の刑事にしては小心者な性格もあって、相手にプレッシャーを与える迫力には欠けている。飴と鞭なら絶対に飴を担当するタイプ。この前事件で関わった子供からはあしながおじさんと呼ばれていたから、その人柄が察せられるというもの。

「お疲れ様です、平さん。事情聴取はどこまで?」

「この髷で着物の人、あぁ全員髷で着物か……こっちの、天竺川という人からは終わったよ。残ってるのはあと四人……」

 私が畳へ上がって近づくと、平さんが眼鏡の位置を直しながら教えてくれた。部屋は力士たちの熱気で熱く、平さんの顔に汗が浮いているせいで眼鏡はすぐにずれてしまう。

 平さんと対面する位置に座っていたのが、天竺川と呼ばれていた力士だ。違和感でもあるのか、時折肩を回すような仕草をする。そのふてぶてしさを感じる横顔に既視感がある気がした。私が記憶を辿っていると、彼の顔が不意にこちらを向く。

「あっ」

「あっ、お前は!」

 しまった。今朝私が取り押さえようとした力士だ。まさか鶴の山の付け人の一人だったとは。

 私と目が合った天竺川は、途端に険しい顔になって立ち上がる。その異様な雰囲気に気圧されたのか、周りの力士もこちらへ視線を向けてきた。

「今朝はよくもやってくれたな女刑事。おかげでこっちは大恥かいた」

「綺麗なきめ技だったでしょ? 四十八手の中にあるかは知らないけど」

 不意をつかれた再会とはいえ、こっちは何も悪いことをしていないのでビビる必要はない。むしろまた向かってきてくれれば今度こそ公務執行妨害でしょっ引ける(はずな)ので、そっちのほうがありがたいともいえた。

 けれど天竺川は、万が一また投げ飛ばされてはさすがにメンツが保てないと判断したのか、忌々しそうにこちらをひと睨みするだけだった。彼は後ずさりをし、私に興味がないとでもいうような態度で部屋の隅に腰を落とす。

 一瞬強張った空気が、私たちの距離に比例して弛緩していく。周りの力士たちもこれ以上面倒は起きないと判断してこちらから視線を外した。危機を察して少し遠ざかっていた平さんが元の位置へ戻って口を開く。

「あー、もういいかな? 神園さん。君は朝錦さんを頼めるかい? 川島くんはこちらの笹賀山さんを……」

「えぇ、わかりました……あぁそうだ、平さん」

「うん?」

 私たちに力士を割り振り、自分の担当する力士と話すために外へ行こうとしていた平さんを私は制した。彼はぐるりと首をこちらへ向けてくる。私は彼の耳元へ顔を近づけ(平さん相手だとかがまなくていいので楽だ)、声をひそめて言う。

「被害者の妻から聞いたんですけど、付け人の一人が被害者に事件の直前、何か相談を持ち掛けていたそうです。天竺川からは何か聞いていますか?」

「いいや。多分だけど、彼は何かあっても鶴の山に相談はしないんじゃないかな? はっきりとそう言ったわけじゃないけど、彼は鶴の山と仲が悪そうだった」

「そうですか?」

 私と平さんは一緒になって天竺川を見た。彼はむっつりと不機嫌そうな顔でスマホを突っついている。大きな手には最新式の薄い機体は扱いにくそうだった。言われてみると天竺川は、他人と気安くつるむとか、誰かの付け人として甲斐甲斐しく世話を焼くというタイプの人間には見えない。もっとも、私は彼の機嫌の悪い姿しか見たことがないから、この印象は偏っているだろうけど。

 平さんは顔をこちらに戻し、小声で続ける。

「鶴の山と天竺川は、実は同じ高校の相撲部の出身らしいんだよ。同い年で。でも鶴の山は高校卒業後すぐに相撲部屋に入門した一方で天竺川は大学を経ている。だから年齢が一緒でも天竺川は鶴の山の後輩扱い。番付でも鶴の山の方が上だし、気に入らないんじゃないかな?」

「へぇ、そうなんですか……でも鶴の山と比べたらほとんどの力士が下になっちゃいますけどね」

 私が何の気なく言うと、平さんは肩をすくめる。

「まぁね。でも男ってのはどうしても組織の中での立ち位置を気にする生き物らしいから。僕にはよくわからないけど、周りの話を聞いているとね」

 警察署という男社会で長年生きてきて、一方で出世コースからはばっちり外れていても一切気負ったところのない彼が言うと説得力がある。

 鶴の山の出世を妬んだ天竺川が彼を殺害した? まぁ、普通の組織ならありえなくもない。その人が死ねばポストが空いて、立ち位置は繰り上がる。現にそれを目的とした殺人も捜査したことがある。けれど大関というのは、会社の部長とかとは違っていなくなったらといって繰り上がったりはしない。誰もいないこともあれば何人もいることだってあるらしい……と、ここへ来る途中川島が言っていた。

 それを抜きにしても、なんとなくしっくりこない推理だ。天竺川が土俵で殺人を犯す姿を想像できないような。

 彼なら背後から撲殺というよりは真正面からぐさりという方が自然な感じがするというか。

「まぁとにかく、次に話を聞く力士にもそれとなく探りを入れておくよ。ありがとう」

「いえ、じゃあよろしくお願いしますね」

 平さんはそう言うと、畳に座って待機していた力士の一人を手招きして部屋から去っていった。川島は既に部屋の隅で事情を聞き始めている。私も仕事を始めるか。

「朝錦さんというのは?」

「はい、私です」

 私が名前を呼ぶと、朝錦が小さく跳ねるように立ち上がった。彼はここにいる力士の中では比較的小柄とはいえ、そのちょこまかとした挙動はずんぐり体格とミスマッチしているように見える。目はつぶらで人が良さそう、というより気が小さいように感じられた。土俵で人を押し倒せる性格とはあまり思えない。そういう意味では平さんに似ているのかもしれなかった。

「じゃあこちらで話を聞きます」

「はい……」

 私が促すと、彼はおずおずと従って部屋を出る。途中、天竺川のことを気にしているようにちらちらと見ていた。一方の天竺川はその視線に気づかず、スマホを眺めている。

 私たちは廊下に出て、少し奥へ進んでいった。廊下には窓がないため照明があっても薄暗く、寒々とした印象をどうしても感じてしまう。途中自動販売機のそばにベンチが設置されたので、私はそこへ腰かける。朝錦も私にならって浅く腰かけた。

「では朝錦さん。いくつかお尋ねしますが……」

「その前に……いいですか?」

 私が質問を言う前に、朝錦が恐る恐るといった調子で遮ってきた。まさか素直そうな彼に口を挟まれるとは思っていなかった私は、驚いて彼の顔をじっと見つめる。目線が合うと、朝錦は怯えたように視線を外し床を見た。

「あの……私がどんな証言をしたかというのは、その……協会とかにわかるものなのでしょうか?」

「協会に、ですか?」

 私が聞き返すと、朝錦は無言で頷いた。やはり、相撲協会に余計な知恵を吹き込まれているらしい。

「……基本的には、誰がどのような証言をしたかを逐一相撲協会に報告することはありません。捜査に必要であれば明らかにすることもありますが、どうしても秘密にしたいことがあれば最大限配慮します。少なくとも、証言者に不利益にならないようには」

 私は慎重に、それでも堂々とした口調で断言するように努めた。実際には京都府警のお偉いさんが相撲協会と繋がっていて、そこから捜査情報が駄々洩れという可能性も否定できないのだけど、そこまではヒラの捜査官である私にはわからない。でもその辺は報告書の書き方とかでいくらでも誤魔化しが効くだろうし、最悪事件に関係することがはっきりするまで私の心に留めておくという作戦もとれる。幸い警部は相撲協会を鬱陶しく思っているから、私が誤魔化しをしても今回は庇ってくれそうだ。

 だから私は、嘘にならない範囲で保証して朝錦を安心させるようにした。

 朝錦は私の言葉を聞くと、顔をゆっくりと上げる。私の答えで安心したというよりは、端からどんな回答でも心は決まっていたのかもしれない。悩んで決めたという感じの苦悶の表情ではなく、背中を押された安心感が見て取れた。

「じゃあ、質問いいですか?」

「はい」

 朝錦は高い地声を低くして、重々しく返事をする。

「まず、あなたはいつからこの会場に?」

「今朝の八時過ぎです。付け人の仕事をするために会場に来たら、土俵のそばで巡業の係の人たちが何人か集まっていて……」

「鶴の山が死んでいた?」

「えぇ」

 鶴の山が妻に最後に目撃されたのは七時過ぎ。そのあと巡業のスタッフ(これは私が妻に話を聞いている間に平さんたちが聴取しただろう)が死体を発見し、八時半から四十五分の間に妻へ連絡した。そこからさらに時間がたって九時半ごろに警察へ通報があったという流れだ。朝錦が会場を訪れたのは鶴の山が会場で一人になってからスタッフに発見されたあとか。

「会場に来る前はどこに?」

「私の所属する千代の川部屋の宿舎です。付け人の仕事があったので朝の稽古の途中で抜けてきました」

「おひとりで?」

「はい。一人で宿舎を七時半ごろ出ました」

 つまりアリバイは確固たるものがあるのか。確認は必須だけど、朝錦は鶴の山を殺せそうにない。

 私は彼の話をメモに取りながら時系列を整理し、宿舎を出たのは七時半と書いてから大きく丸で囲んだ。

「ちなみに、あなたが会場に着いたときスタッフは何をしていましたか?」

「えっと、鶴の山を土俵から降ろそうとしていました。土俵の隅で倒れていた彼を、何とかできないかと……」

「うん? 土俵の隅?」

 私は朝錦の言葉に反応して危うく立ち上がるところだった。警察が到着したときには、死体は土俵の中央にあったはずで……。

「ちょっと待ってください。鶴の山の死体は土俵のどこにあったんですか?」

「土俵の南側……一番大きな出入り口があるほうですね。そこに仰向けになって倒れていました。ばったりと」

 朝錦は私の切迫した声に体を仰け反らせて言う。土俵の南ということは、私が初めて会場に入ったときに使った出入り口がある方だ。そこに、仰向けに?

「ではなぜ、警察が到着したときには被害者は土俵の真ん中に、うつ伏せになって?」

「それは……」

 朝錦は恥じたように言葉を濁す。

「なんというか……船頭多くしなんとやらというか。係の人は鶴の山の遺体を土俵から転がして落とそうと言ったんです。でも私はそれはあんまりだと言って……もめながらあっちへ行ったりこっちへ行ったりしているうちにいつの間にかあんなことに」

「はぁ……」

 朝錦は本当にまずいことをしてしまったと思っているらしく、顔をこちらへ向けようとしない。手をもじもじとさせて落ち着きも無くなっていた。

 しかし、ごちゃごちゃやっている間に死体の位置がそんなに動くのか……晶が聞いていたらまた怒り狂ってしまうだろう。

「それで……そのあとは?」

「そのあとは、鶴の山の奥さんに連絡して、警察にも通報して……」

「あとは警察が来るまでここに?」

「はい。係の人と、その人たちが呼んだ相撲協会の人と一緒に」

 この話が本当であれば、朝錦は宿舎を出るまでと会場に着いてから単独行動をできなかったということになる。アリバイは固い。まぁ、固すぎるという気もしなくはないけど。

 朝錦は一通り事件当時のことを話し終えて安心したのか、体の緊張を解いていた。私はメモのページを変えて話を続ける。

「そうですか……ところで朝錦さん。鶴の山は誰かから恨まれるようなことはありましたか?」

「鶴の山がですか? えっと、無くはなかったかもしれません……なにせ、若くして大関になっていますから……凄いことです」

 朝錦の歯切れが悪い。折角解けた緊張がまた戻っていくのが分かった。

「具体的には?」

「えっと……いえ、具体的にこう、というものがあるわけではないのですけど……」

 私が突っ込んで聞くと、朝錦はさらに体を固めて応じた。わざわざ表情を観察するまでもなく何かを隠している。

 私は攻め手を変えて朝錦に迫ることにした。

「じゃあ、あなたは鶴の山に何か相談をしませんでしたか? 彼の妻は事件直前に、誰かから相談を受けていたようだと言っていたのですけど」

「相談、ですか……」

「はい。あなたは鶴の山の付け人でしょう? 何か相談があれば鶴の山に頼るのでは?」

 朝錦は唇を噛むと、あたりを小動物のようにせわしなく見回した。廊下には誰もいない。遠くから平さんたちが話しているらしい声がかすかに聞こえる程度だ。

 彼は周りに人気が無いことを確認すると、顔をこちらへ近づけ声を潜めて話し始める。

「実は……はい、私が鶴の山に相談しました。昨晩のことです」

 ビンゴ。鶴の山に相談を持ち掛けたのは朝錦だった。私ははやる気持ちを抑え、声のトーンを落として聞く。

「どんな相談を?」

「それは……お恥ずかしいんですが、私の部屋で行われている『かわいがり』のことで……」

「『かわいがり』……というのは……」

 聞きなれない言葉が飛び出してきた。けれどそれが語義通りの意味で使われていないことくらいはわかる。おそらくあまりいい意味でないだろうことも。

「『かわいがり』というのは、簡単に言うとしごきのことです。先輩の力士から後輩への……私の部屋のある力士はそれが酷くて、私だけなら耐えるのですが他の力士も怪我をしたり部屋から逃げ出す始末で……」

 朝錦は言葉を切ると、もう一度周囲を警戒した。よほどこの話をしているところを見られたくないらしい。

 鶴の山と朝錦の相談は、部屋で行われるしごきのことだったというわけだ。朝錦はその相手の力士のしごきを止めてもらうために、大関である鶴の山に相談したと。おそらく鶴の山の地位を利用して上からその暴力力士を押さえつけるためだろう。賢いやり方である。

 その計画も、鶴の山の死で水泡に帰してしまったけど。

 なら怪しい奴が一人はいることになる。鶴の山に注意されてかっとなって殺したか、露見するとまずいと思い口封じをしたか。

「その力士というのは、いったい誰なんですか?」

「そ、それは……」

 私が切り込むと、朝錦は慌てたように私から離れていった。そこまで話す勇気はないか。でも私だって聞かないといけない。

 私はベンチから立ち上がり、大袈裟に伸びをした。そのまま朝錦を見下ろして言う。

「言えませんか?」

「えぇ……」

「ではいいですよ。同じ部屋の方に聞いて回ります。鶴の山にこういう相談をした人がいたけれど、心当たりありませんかと」

「ちょっ、ちょっと待ってください。私の名前を出す気ですか?」

 朝錦も勢いよく立ち上がる。日差しが一切入らず空気の冷えた廊下にいるのに、額には汗が浮いていた。

「私の不利益になるようなことは言わないと……」

「もちろん言いません。あなたの名前を出すことは一切しません。まぁ、片っ端から聞いていくことになりますし、そのしごきの酷い力士が私の話を聞けば誰が警察に情報を流したかは検討がつくかもしれませんけど」

 私が冷酷に鞭をふるうと、朝錦のただでさえ白い顔が青ざめていく。よほどその力士が怖いらしい。

 でも私だって悪魔じゃない。鞭をふるったままで終わる気はなかった。私は彼に向き直ると「朝錦さん」と力強く呼びかける。

「その力士のしごきの程度によりますが、度が過ぎればそれは明らかな暴行や傷害の類です。あなたが正式に訴え出てくれれば、私もむやみやたらと聞き込みをせずに済みますし、証拠がそろえばその力士を逮捕することもできます。相撲部屋といえど日本の中、刑法からは逃れられませんから」

「それは……」

 朝錦の目が泳ぐ。決意の揺らぎを表すかのように足踏みがなされる。あと一撃だ。

「朝錦さん。そのしごきの酷い力士というのは鶴の山を殺害した可能性もあると私は考えています。暴行を公に訴えると鶴の山に言われ、それを防ぐために殺害したと考えれば筋が通りますから。だからこのままあなたが黙っていれば、あなたやあなたの後輩が殺人犯と一緒に稽古をするかもしれないんですよ。同じ部屋で寝泊まりするかもしれないんですよ?」

「あぁ、それは……」

 朝錦は大きく息をつくと、もう一度ベンチにどっかりと腰を落とした。落ちた。「後輩が」というのが彼に効いたのだろう。

 朝錦はしつこく廊下を見張り、やはり誰もいないことを確認してから口を開いた。

「……天竺川です。しごきの酷い力士というのは……」

「そうですか。ご協力ありがとうございます」

 私が言い終わると、廊下の奥から重々しい足音が響いてきた。早足でせかせかとこちらへ近づいているようだった。

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