1章 マール
目が覚めて
目が覚めた、此処は何処だ?
あー、俺はマール、マール? いや、俺は丸山改斗…………
おかしい。何で名前を二つ思い出せるんだ?。あー、記憶が二つある?一体どうなってる?そもそも此処は何処だ。
確か輸送機侵略者の襲撃を受け、墜落した筈だが、見渡して見ても残骸は無いし、火事も起こってない。辺りを少し見回って見るか。
¤
此処はどうやら森の少し開けた場所らしい。
だがそんな事はどうでも良い。理解出来た事いくつかある。
それは、この世界は俺が居た世界ではないと言う事だ。そして俺がマール・ティークであるという事。
全くもって訳がわからない。いや、理解はしている、だが、認めたくないだけだ。ただ、やらなければいけない事は分かる。それは、マールとして所属している第391隊に戻る事だ。だがその前にマールとしての自分を整理するか。
¤
俺はマール、マール・ティークだ。年は23。
シュヴァール帝国軍第391隊の兵士だ。
出身は帝都シュヴァールから少し西に有るキーサ村だ。16の時に親父が盗賊に襲われて死に、母を養う為に19で軍に入った。
今391隊は帝都の近くの森で不審な動きが合った為調査に派遣されている。
とまぁ、こんな感じかな。
今はトイレで少し隊を離れていたらしい。
まぁアレだ、俗に言う異世界転移って言うヤツだな…
ラノベ、ネット小説で良くあるジャンルだ。
その中でも精神が異世界の住人に乗り移ったタイプだ。
今の自分の精神の状態を説明すると二重人格みたいな感じ。
主人格がマールで副人格が丸山と考えると解りやすいかな。
色々と疑問は残るがまずは
「まぁ、取り敢えず隊に戻るか。」
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