高校一年生のあおいちゃん。気持ち良い自転車通学を楽しんでいたけれど、雨の日にたまたま乗った電車の中で……素敵な出来事が訪れます。周りの景色も何もかもが、鮮やかに輝き出す。時間の1秒1秒がときめくように進み出す。恋が始まるって、こんな風だ…読み進めるうちに、そんな甘く幸せな気持ちにたっぷりと浸ってしまいます。この二人を、これからもずっと応援したい。素直にそう思える、初々しく瑞々しい物語です。
これは、惚れずにはいられない。可愛い恋の、最初の最初の物語。続きが読んでみたい爽やかな恋愛もの。
短編恋愛小説です。高校生の青春を直球に描いた作品だと思いました。主人公の女の子がとても一直線で前向き。可愛らしい主人公に読み手は自然と笑顔になるでしょう。短編ながらにギュッと凝縮した面白さが詰まった作品でした。恋って楽しい。そう思わせてくれる素敵な物語。オススメです!
雨の日に自転車の代わりにたまたま通学に使った電車で起こったピンチと、そのピンチを颯爽と救ってくれた先輩。どうしてすぐにピンチに気づいてくれたんだろう。差し出した封筒をどうしてすぐに受け取ってくれなかったんだろう。どうして約束の教室に現れないんだろう────恋する乙女の喜びや戸惑いに魔法の粉を振りかけて、とびっきりキラキラ可愛いラブストーリーになっています♡ほっこり胸キュンしたい方はぜひご一読を!
電車通学(通勤でもいいですが)って、気になる人が出来たりしますよね。どんなひとなんだろう。思い切って声をかけてみようかな。それとも、見ているだけで幸せ?そんな風に胸ときめかせたあの頃を思い出しながら、楽しく読ませていただきました。普段は自転車通学のあおいが雨の日うんざりしながら乗っていた通学電車。だけどそこに素敵な出会いが……せっかく繋がった糸を切りたくない。淡い恋と、揺れる心。この作者さまのお話は、いつも本当に可愛らしいのです。