2話
* * * * *
これはとある王国の最初の物語。
今もなお多くの人々に伝わる
―――全ての始まりはほんの一つの些細な恋物語から。小さな痴情のもつれからなる、本当に小さな喧嘩だった。
けれどもそれは予兆のほんの一部に過ぎず。喧嘩はやがて悲劇となり、さらには新たな悲劇を呼び寄せそれらが繋がるように連鎖し。
やがて、一つの大きな戦争にまで発展していったのだ。
その戦争はのちに、建国物語の最後のページとして数多くの記録に残ったのである。
これはそんな物語のあった国の隣国に住む、とある娘の物語。いずれ世界に数多の伝説を残すこととなる―――今はまだ幼い、娘の物語だ。
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