王国戦記~不死鳥の乙女は蒼空を舞う~ 終焉の始まり編
薄紅 サクラ
First story.
1話 とある物語の一部
その者 赤き翼を広げかの黒竜の前に立つ
その手に輝くは
その身に纏うは炎にも似た 鮮やかなる紅き衣
その背に背負うは 炎を纏いし翼と秘めたる想い
側に控えるは 万物を操る精霊の王たち
―――――――――――
その瞳に決意を宿した乙女は 己を鼓舞するかのように言葉を紡いだ
『さぁ この戦いを終わらせましょう』
『二度とこの悲しき
曇り無き
これまでの因縁全てを終わらせる ただそのためだけに
―――――――――
戦いが始まる 全てを掛けた壮絶なる戦いが
行方を見定めるは 創世神と〝十柱の神〟たち
勝者は一人 敗者は死
どちらかが勝利をつかみ 片方が道を断たれる
さて
手にするのは黒き闇か
あるいは紅き光か
答えは真上に広がる
―――――――――――――――――――
―――――――――――
―――――
~~『グラスウォール建国物語 最終章』より~~
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます