これは援助交際ならぬ、援助契約結婚です! けどHな作品じゃありません

 主人公のアナは侯爵令嬢なのですが、家は領地経営に失敗し借金の山、侯爵である父親はアトリエにこもり働かず、挙句の果てに銀行からも融資を断られてしまいます。

 そこへ、金持ちと結婚して資金援助してもらったら? とのアドバイスを受けます。

 普通なら、容姿端麗スタイル抜群な侯爵家のお嬢様が、お金目当てに泣く泣く身売りのように結婚して、Hなことをされまくるって内容になるのでしょうが、この作品はそうではありません!

 Hはありません。(少なくとも十五条までは……)

 アナは『ある証言』をきっかけに契約結婚を思いつきます。
 夜の暗い路地に待ち伏せて、裕福な侯爵家の長男ジェレミーに、結婚と資金援助を引き換えにした『ある契約』を持ちかけるのでした。

 ――これだけでも面白そうなのですが、この作品のワクワクするところは別にあります。

 実は、アナとジェレミーは、契約を持ちかける以前から面識があったのです! でも、アナが男装していたために、ジェレミーはアナであると気付いていないんです。
 (しかも、男装しているのに、2人の仲が接近したりして……、キャー!)

 そんな面識があるとアナが明かさないままに、ストーリーが進行しちゃうんですよ!

 そうなんです! これは事実を隠した『援助契約結婚』なんです!
 いつ、バレちゃうのか? ドキドキですよね!

 ――どうですか? ワクワクしてきませんか?

 まだ、私は十五条までしか読んでおりませんので、ここまです。
 もう、続きが気になって仕方ありませんよ。

 どうぞ、皆さんも、存分に、お楽しみください!


 また、『ある証言』と『ある契約』の内容は、ネタバレになると困りますので、ここでは控えさせていただきます。ご了承願います……。

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