応援コメント

第20話 行ってきます、ただいま、そして――さよならを。」への応援コメント

  • 素晴らしい作品だと思います。

    前半は主人公のモノローグの”妙”にはまりながら楽しんで読ませていただき、後半はとても重たいテーマになりましたが、それまでのキャラクターの設定が非常によく描けていたために、誰が何を言っても違和感や薄っぺらさがなく、共感するばかりでした。

    すべてを見通しての伏線の張り方が見事だと思います。

    (私自身スマートフォンで読ませていただいておりましたが、これは紙の活字、つまり本で読みたい作品です)

    だめな部分というのはないのですが、

    19話の最後で主人公が仮町と話した直後に足取りを軽くして帰宅する、というところでちょっと仮町がかわいそうに思ってしまった、という感想です。(仮町には待ってくれる人がいない、、みたいな。)

    読む人が違えばまた違った感想になることでしょう。

    星10個に値する作品です。(10をマックスにするとして)

    作者からの返信

    ありがとうございます。本当にありがとうございます。
    貴重なお時間を割いていただき、なおかつ感想までいただけて、感動を抑えることができません。

    ↓以降長い言い訳が続きます。読まなくて結構です。でも最後の三文は読んでいただければ幸いです。




    この作品は「隣の芝生は青く見える」をテーマというか、読み終わった方が感じられるようにと書いたものだと思います。多分、、、、。
    というのも、主人公が感じている不幸や不安は、別に主人公だけにあるものではなくて、誰だって持っているものだと思っています。リア充だって苦しいこともあるし悲しいことだってあると思います。
    だから、辛いから、悲しいからという理由で人生を捨てるべきじゃないと思います。目の前にあるものだけに目を向けて、大切なものを大切だと言い張れれば、どんな青い芝生が隣にあろうと関係ないと思っています。
    まあでも、人間そんなに上手いこと生きられはしないだろうな、、、とも思っています。億万長者を羨ましがることもありますし、彼氏彼女がいるやつを妬ましいと思ってしまうでしょう。
    だから最後に仮町を置き去りにしたのは、私なりの仕返しだったりします。芯が強く、カリスマ性があるやつが、こんなところで立ち止まっているんじゃねえ。どうせお前はたくさん友達を作って、愛する女性を見つけて幸せになるんだろう。そういうことに嫉妬している主人公が、そうなると信じているから、置き去りにしたんでしょうね。
    主人公は私の感情が強く出てしまっているので、私の人間の小ささも体現してしまったんでしょうね(笑)
    自殺することが間違いだってことぐらい、この言葉で十分伝わると、主人公は確信していたと思います。

    という長い長い言い訳をさせていただきました。なんか書いてて恥ずかしくなりましたが、せっかく書いたので送らせていただきました。

    ありがとうございました。
    感想だけでなく、御意見までいただけるとは思っていませんでした。
    本当に感激で、感謝しております。