応援コメント

アンドロイド/サロゲートと仮想世界(その2)」への応援コメント

  • ボディを用途に応じて好きに乗り換えるというのはまさに神の所業な気がします。
    まるでゼウスが美女を孕ませる為に変身しまくった行為にそっくりです。
    また映画アバターで異星人のクローンボディに意識を移しているシーンなども思い出します。


    それと今回の話を読んでいて、自分が昔から考えていた大きな疑問を再び意識しました。
    それは『精神と肉体は連動する』といった趣旨の話です。
    肉体から解き放たれた時、精神は人間として健全であり続けられるだろうか?
    肉体がないということは三大欲求もなく、欲求のない精神に目的意識の様なものは存在するのか?
    肉体の感覚を記憶している初期はいいが、やがてそれらから乖離して人間と別物になるのでは?
    つまり肉体から分離した精神は分離した時点で人とは呼べぬ完全に別物になってしまうのでは?

    五感などの身体感覚における反応が完全にデジタルなものになれば、感覚というものを失ない、無刺激の日々を過ごすことは大きな空漠で、故に常に精神的刺激を求めるのかもしれない?
    退屈しのぎに命を弄ぶ神みたいに。

    などなど色々なケースを考えてしまいます。
    肉体が精神から分離した時、どのような変化が起きるのか?
    それは精神を肉体的意識を残したまま精神体になるのか。
    精神だけになったときに肉体的からくるあらゆるフィードバックから解放された精神体になるのか。
    この結果は大いに興味が尽きません。

    作者からの返信

    個人的な意見ですが、肉体から離れた精神は「やがて人間と別物になる」と思います。ただし、肉体を「制約だった」と見なすのか、現状を「論理回路に囚われている」と見なすのかで大分違うのかもしれませんが、これは形而上的な問題であって確定できないでしょう。

    別のコラムで書こうと思っていましたが、正直、いまのネットユーザーが抱いている「漠然とした万能感」は、すでに過去の人間の五感に根ざした感覚からは離れつつあると思っています。

    変化が緩やかであれば、誰一人、自分たちが過去の人間とはまったく異質な精神性を持つ存在になっていくことに気づかないかもしれませんね。