やってきました!ラオス
11/5 ノーンカイ→ヴィエンチャン
今日はラオスに向かう日だ。早朝に目を覚ますと、雨の音がザアザアと聴こえる。あーあ、雨が降っているよ。「やまないかな」と思いながら再び眠る。
二度目に目を覚ますと、もう雨の音は止んでいる。しかし、外に出てみると小雨が降っている。移動日はなぜかしら雨が降っている。そんな気がする。まあ、止むだろうと思い、身支度をして出発できる体制を整える。
ネットカフェから帰ってくるころにはすっかり止んでいる。よし、チェックアウトだ。大通りでトゥクトゥクをつかまえ、国境のある友好橋へ向かう。
ついに国境へ来た。テレビや本の影響か知らないけど、生まれてはじめて国境を越えるという行為に期待しすぎた。橋の手前でパスポートをチェックし、スタンプを押し、歩いて渡れないのでバスで橋を渡る。川を渡る時にいよいよラオス到着だと、しみじみしてしまう。「微笑みの国タイ、また来るよ!」みたいに一人でくさいお別れにひたる。
橋を渡りきり、まわりの人に腰にぶらさげているジャンベをいじられながらパスポートを見せ、ぶじに入国する。やったー!ラオスだー! まず、本に書いてあるとおりタクシーをつかまえ、首都ヴィエンチャンへ向かう。200Bは少し高いかな。車から風景をみているとあまりタイと変わらず、ラオスに来たという実感がわかない。
運ちゃんが知っている安いGH(ゲストハウス=安宿)に連れていってもらうが、たどり着いた場所はぜんぜん安くない。一泊10ドルで、もちろん却下だ。歩いてさがそうと、近くの屋台でパパイヤを買い、歩き始めると、タイミングよく日本人男性が向かいから歩いてくる。
チャンス! お互いに目があい、話しをはじめる。GHを探していることを伝えると、その人の友達だという日本人の人も偶然やってくる。ぜんぜんわからないので、その人達が泊まっている宿に“地球の歩き方”があるので見せてもらうことにする。
しん君というめがねをかけた人と、おざわ君という落ちついた人は、二人とも自分と同年代ぐらいだろう。GHに着き、本を借りて読んでいると、おざわ君と部屋をシェアしている、しょうさんという謎の男が帰ってくる。物腰はどうどうとして、色々と知っている。とてもまめな人だ。しん君と一緒に安いGHを案内してもらう。
本当に色々と知っている人で、ラオスの情報をたくさん教えてくれる。見どころとルートを教えてもらう。地図上でみて“ルアン・ナムター”という町の左上にある町は大麻が盛んらしい。
“ミソーク”という名のGHを紹介してもらい、3ドルという値段なのでその宿に決める。しょうさんとしん君はメシを食べにいき、自分は部屋でごろごろする。のどが痛いせいか少し疲れた。ベッドで横になってから散歩に行く。
とても首都に思えない街並みだ。大きな高層ビルなど一切なく、舗装されている道はとても静かだ。タイに比べて屋台の数は少なく、お土産屋と観光客向けのバーとレストランが数軒かあるぐらいだ。
暇なので三人が泊まっているGHに行くが誰もいない。しかたなく戻ろうとすると、ちょうど、しん君としょうさんが帰ってくる。合流して、今日出発するというしん君を見送りに行く。
しん君を見送り、しょうさんにサウナへ連れて行ってもらう。どんなサウナかまったく考えず、いざ着いてみると、建物から異様な匂いがする。サウナは外にあり、木に囲まれた中庭にはテーブルとベンチがある。とてもよさそうな場所だ。ふと、“地球の歩き方”に書いてあった薬草サウナを思い出す。これかー!
裸になり、腰に布をあて、いざサウナへ。おおおーーー! くせーーー! あつい! ドアを開けて中に入ると、湯気で室内はほとんど視界がきかない。すさまじい熱気と匂いでためらいそうになるが、中に突入する。1,2分はパニック状態たったが、落ちつくとたいしたことはない。汗をかいてリフレッシュだ。気持ちいい! ぶりったらもっと気持ちよさそうだ。しかし、立ちくらみがすごそうだ。
「しょうさん、いいですねー!」と話しながら約二時間、何度も出入りを繰り返す。あかをおとし、血行は良くなってそうだ。うーん、パワーアップ!
腹が減ったので、おざわ君を迎えに行き、“ミソーク”の隣にある食堂へ入る。メシを食べながらしょうさんからインドの話を聞かせてもらう。カンジス川で沐浴する場所があるヴァラナシという街は、インドで二番目に危険だから気をつけるようにと言われる。スラム街の話や、犬にかまれて大変な目にあった話などなど。とにかく、夜のデリーは危険なので気をつけろということだ。
出会った人からインドの話を聞くが、言うことは人それぞれ違う。ただ、ほとんどの人が言うことは、インドはあう人とあわない人がいる。それにインドはマイペースでしつこい、すべてが濃い国だと。しょうさんが行方不明者が多いのもインドだと脅すが、インドがどんな国か想像ができない。インドという国が本当に楽しみだ。
また、おざわ君からのチェンマイでのパンジージャンプの話を聞いてビビッてしまうが、一生に一度、男なら経験すべきだということで、チェンマイに行ったらとばなきゃ。
場所を近くの洒落たバー移してお酒を飲む。おざわ君はファイヤーポーをやっているらしく、話を聞いているとうまそうなイメージが頭に浮かぶ。パンガンの地元民はプロフェッショナルだったので、おざわ君と一緒に見たら盛り上がりそうだ。
別の日本食屋に移動し、漫画話で盛り上がってから宿に戻る。
日本の話をするので、ここがどこだか忘れてしまう。酒を飲んで人と話す。とても楽しいことだ。
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