のんびりした一日

10/28  inアユタヤ 


 昨日は飲みすぎた。頭が痛くて体がだるい。シャワーを浴びてからたまっていた日記を書き終え、チェックアウトする。ここの宿はけっこう気に入っていたのでもう一泊してもよかったが、プイの家に泊まる約束をしてしまった。


 11:45にファミリマートの前で待ち合わせなのだが、どこにも見当たらない。というよりもどこで待っていればいいかわからない。日差しが強く、暑いのでモータサイのおっちゃん達がたまる休憩所で待つことにする。


 20分経っても来ない。さすがにおかしいので、昨日もらった電話番号にかける。元気そうなプイの声がしてファミリーマートの前で待つことにする。


 5分後にプイがやってくる。車に乗せられプイの家へ向かう。


 家はすぐ近くにあり、周りは静かな村だ。車が3台停まっているから、ここらでは裕福な家庭なのだろう。家の中に案内されると日本の物が多いことに気づく。五月人形に、日本のカレンダー、サッカー日本代表の写真など、プイがどれほど日本のことを大好きなのかうかがえる。


 「自由にしていい」と言い残してプイは仕事に行ってしまう。自由にしていいと言われても、昨日知り合ったばかりの人の家だし、とりあえずプイの部屋でゴロゴロする。チャリで遺跡まわりする気にもなれず、プイの部屋にある本をぶっしょくする。けど、外にでないとまずい気がするので、ネットカフェへ行く。しかし、どの店も開いていない。


 町中を歩きまわり、なんとか営業しているお店を見つける。それにしてもここの町はネットカフェが安い。タイ人の子供達がネットゲームを没頭しているせいかな。


 ぶらぶら食べ歩きながらプイの家へ戻る。


 ゴロゴロしてプイを待つ。少し遅めに帰って来て、すぐに昨日のスナックに行く。今日のプイはあまり話をしない。たぶん言葉が通じにくいからかもしれない。そんな状態がつづくとあまり楽しめず、妙に眠くなり、帰りたい気になってくる。ビールを飲み、プイがカラオケを始めたので我慢の限界を感じる。こんなスナック二度も楽しめない! プイにわがまま言って帰宅させてもらう。ご馳走してくれたのはプイなのに悪い事をしちゃったかも。プイがシャワーを浴びている間に一服入れて眠る。


 言葉が通じないって思ったよりも大変かも。

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