ひょっとして、沈没気味?

10/14  バンコク→パンガン島


 日々の疲れが残っているせいか、昼間に起きる。1Fに行き、慣れ親しみはじめた日本人達と話をする。昨日知り合った日本人男性二人はバンコクを出発するようだ。そういえば、誰かが18日にパンガン島という場所で、フルムーンパーティーがあると言っていた。ラオスに行こうかと思っていたけど、まだタイに居たい。人の話を聞いていると無性にあせってくる。今の自分は一体何をやっているのだろう? 急に不安になってきた。よし!パンガン島へ行こう! フルムーンパーティーを体験しよう!


 さっそく一昨日の夜に教えてもらった日本人スタッフのいる旅行代理店へ行き、パンガン島行きのチケットをとる。当日券はほとんど埋まっていたが、高い料金でなんとか一枚確保する。チケットをとったら気持ちが弾んできた。


 宿に戻り仲良くなった日本人達とお別れをする。なんか旅っぽくなってきたぞ。さて、バスとボートでパンガン島へ向かおう。


 集合場所の旅行代理店で待っていると、タイ人の中年男性がお迎えに来る。どうやらほかの旅行代理店の前で待っている人たちを集めて出発するらしい。歩いて十分、予想以上に綺麗なバスへ案内され、後部座席に座る。いやー、わくわくする。どんな景色の場所だろう? 隣の席には若くて大きなカナダ人女性が座っている。車内に日本人は誰もいないので少し心細い。


 二時間後、バスは食堂に停まる。おなじ宿だった日本人に偶然会い、一緒に食事する。カオパーには唐辛子丸まる一本入っていたらしく、口が焼かれるような、デスソース並の辛さにやられて頭は真っ白になる。辛いのが苦手な自分としてはつらい。

それを食べたせいなのか、夜中にゲリがはじまり、腹がきゅーとしめつけられるような痛みに襲われる。ふと、宿にいたTという日本人男性が、ゲリになりたくないからバナナのアイスを食べなかったのを思い出す。バスで1回して、途中に寄った休憩場所で生まれて初めての野ぐそをする。それも2回もだ。 

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