くつずれ
10/11 inバンコク
今日はとにかく歩いた。
午前中に起き、ごろごろしてから別のゲストハウスへ移動する。引っ越し先のゲストハウスは1Fにネットカフェがあり、日本語が使えるパソコンだ。部屋は昨日泊まったゲストハウスよりも広くて良い感じだけど、窓がついていたらなおよかった。
荷物を置き、さっそくメールチェックをする。ペグちゃんに×山、それにニョッキー、名古屋万博の仲間からメールが入っている。うれしい! 寂しくなったらメールに依存してしまいそうだ。
せっかくバンコクに来たのだから、“地球の歩き方”を参考に有名な場所を見学することにする。近くには王宮があり、チャオプラヤ川が流れているので、散歩ついでに見に行く事にする。
地図を見ながらのんびり歩く。どこも似たような景色だ。さまざまな露天に、多すぎる人、バイク、車の騒音。みんな目つきが怖くハングリーにみえる。バンコクはうるさい街だ。そんなことを考えながら歩いていると道に迷ってしまう。地図をみても自分がどの位置にいるかわからない。何とか着くだろうと思うことにして歩く事にする。
が、全くチャオプラヤ川に着く気配がない。180Bで買ったばかりのビルケンシュトックのサンダルは、サイズが微妙に合わず靴擦れがひどい。まわりには白人が一人もおらず、いるのは地元のタイ人ばかり。最終手段でトゥクトゥクを使って戻ることもできるがなるべく使いたくない。
我慢して歩くこと4時間、途中であきらめていたチャオプラヤ川に到着する。歩いて15分くらいの距離なのに4時間もかかってしまった。目的を果たしたのでカオサンに戻る為に地図をひらくと、見知らぬ男が道を教えてくれる。しかし、どうやら金が欲しいらしい。押し売りは嫌いなので“ありがとう”と言って立ち去る。
一日歩いてみるとバンコクがどういう街で、カオサンがどんな場所か少しだけわかった気がする。カオサンは特別な場所らしく、自分を含め、金を持った外人だらけだ。そう考えると昨日の夜、ビクビクしながらカオサンを歩いていた自分がおかしく思えてくる。
ゲストハウスに戻り、近くの露天でカオパーというチャーハンを20Bで食べ、ビールを飲んで寝る。明日は12日、地元の友達のひらいとアター君がもしかしたら日本から来るかもしれない。寂しさから少し期待してしまう。ペグちゃんのメールを見てもさびしくなってしまう。
旅の二日目はくつずれした分だけ旅に慣れはじめたようだ。。
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