『異世界行く前に、まずは異国で無双?』の煽り文にしたワケ
恵まれた日本のタクティカルシーン
どうして『異世界行く前に、まずは異国で無双?』の煽り文にしたのかというと、非常に簡単で、昨今の異世界転生モノは異世界というよりは文明レベル(ほとんどが主人公の文明レベルが上)が違う場所に飛ばされて、文明レベルの高い主人公が無双するわけなんですけど、自分がヨーロッパにいって異文化に触れ、民間軍事会社の教育機関に行って日本のタクティカルトレーニングで習ったことを実践するのは正に昨今の異世界転生モノのシチュエーションと同じではないかと思ったからです。
今回のヨーロッパでの訓練で感じたことは、日本のタクティカルシーンは非常に恵まれているということです。インストラクターの出自をしっかり調べないといけませんが、日本で非常に質の良いタクティカルトレーニングを受けることは可能です。これはアメリカとの交友が深いからだと思います。自衛隊の特殊部隊(自称:世界に誇れる戦士)は、アメリカ陸軍の特殊部隊と共同でトレーニングしておりますので、世界最先端のテクニックが日本にも伝わっております。また、アメリカのタクティカルトレーニングスクールで訓練を受けることも可能ですのでそこからもテクニックが伝わってきます。仮に中国人がアメリカのスクールに行ってトレーニングを受けるのは難しいのではないかと思われます。
装具についても、アメリカの最先端で使われているようなものが、普通に日本でも購入できることも恵まれていると思います。ヨーロッパのインストラクターたちは、米国ホルスターブランドのサファリランドは良いと言っておりましたが、持っている人は少なく、私が持って行った最新のGLSホルスターを興味深げに見ておりました。またBRCCを見たベルギー人が「アメ公はヨーロッパ好きじゃねーからな、こっちじゃ売ってねえ」と言っていましたがそのようなところが、ヨーロッパとアメリカの間で根深くあるのかもしれません。地政学的にもヨーロッパは東側に近いため、アメリカ側が警戒している面もあるのかもしれません。
上記のように日本はアメリカと交友が深く、変な軋轢や確執が少ないので日本のタクティカルシーンは世界の先端技術に触れられるとても貴重なものだと思います。この貴重な業界(市場?)が無くなってしまわないようにしっかりとルールとモラルを守っていきたい所存です。
ヨーロッパ民間軍事会社 銃器訓練報告 acht @acht_s01
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