第26話:仕事の手順書とクレカ支払い(201310-12)

鈴木良三さんが、仕事の手順を書いたマニュアルを作成し、拡大コピーして壁に貼った。朝、最初に来たら、計量カップで、米40杯(4升)を水圧洗米機に投入して、水を流しながら、機械のスイッチをいれて、2-3分で、米が研ぎあがるので、それを取り出して、2等分して、大きな容器に入れて水を入れて10分、水に浸しておく。


 その後、水を切って、2つの大型の圧力鍋に入れて、炊飯開始、65分で炊きあがる、蒸らしてから、大きなへらで全体を器量に混ぜ、蓋を少しあけて5分、水分をとばすと、美味しい御飯ができあがる。


 その1時間10分の間に、手分けして、おかずの材料を切って、フライパンで炒めたりする。野菜類は、スライサーを使い、短時間のうちに切るようにして時短調理を徹底する。朝食時には、卵料理を40個を手際よく焼く。野菜炒め、ソーセージなど肉類も大鍋で、一気に調理する。味噌汁も一気に大鍋でつくる。


 その他、お湯は5Lの大きなヤカンで沸かし、5Lの大きなポットにいれて、即席の珈琲、紅茶、砂糖をつかい、学生さんに自分たちでいれるようにしてもらう。食器類も大テーブルに、数カ所づつに分けて、自分で取って御飯、味噌汁、を茶碗に、おかずを皿に、取ってもらうよう、ほとんどセルフサービスとして、短時間に朝食を済ませるようにしてもらう事にした。


 翌日から、実際に、学生寮の運用を始めて見ると、いろんな問題が発生した。まず、調理の作業が朝に、朝食と昼食の弁当とつくるが、大変で、継続していけないかもしれないと、鈴木良三さんに言われた。対策として、昼食を安く、一括して、弁当屋に頼むか、学生が各自で自分で済ましてもらうかどちらか、しかないと言うのだ。


 そこで七郎が学生が自分で昼食を済ましてもらうようにする事にした。朝食と夕食だけなら何とかやっていけると言った。また食料はコストコとイオンで調達するが、お金の精算が面倒なので、七郎の方でクレジットカードを作って、自動的に処理できるようにして欲しいと言ったので、早速クレジットカードを作り、渡す事にした。


 その他、学生さん以外の方の食事は冷蔵庫の中に御飯とおかず、近くに、弁当容器、食器、箸など、おいておくのでセルフサービスでお願いしたいと言われたので、わかり易く手順を貼っておきますと答えた。


 数日後、鈴木良三さんから、電話で、朝と午後に、6升ずつの米で、御飯として30kg、1日で40kg、米の18kg/日でまかなえる。米30kg袋で2日、週に130kg、月に550kg、食べる事になる。すごい量だ。


 木元さんにも電話して農協に米の納入を切らさない事と、クレジットカードでの支払いを頼んでみると言った。ガソリンから、車検、ほとんど全て、クレジットカード支払いにして、その請求書を取る事にした。食料代150-170万円、かかりそうだ。経費が8000万円/年は、かかりそうだ。

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