第21話:福祉活動の芽生え2(201301-12)
三保さんがお金持ちの慈善事業ごっこだったら、悪いことは言わないから、やめた方がいいと言った後、七郎が自分が6歳の時に家族全員が飛行機事故で亡くなったこと、その時の焦燥感、1人で食べていけないと言う不安などを話した所、三保さんが、そんな辛い経験をなさったんですか、知らないで、言い過ぎましたと言った。三保さんが、恵まれない学生の寮を作り食事を提供してあげたらどうですかと言った。
そして、苦学生には、同じビルで家庭教師または、塾の講師をして、自分で稼ぐ道も開いて上げたらと言った。つまり、苦学生のための寮と食事提供の2つなら、実現可能だと思いますよと言ってくれた。
三保さんが、そう言う点では、ここ入間は、コストコに近くて、地価の安く、都心まで1時間以内で行けるですねと言い、スマホで、調べてくれた。埼玉県入間市なんてどうですかと言った。快速で池袋まで40分、山手線の駅まで1時間。どうですかと言った。
三保さんが、価格の安い大型スーパーに近くにあり地価の安く都心まで1時間以内のエリアですねと言いスマホで、調べてくれた。少しして、埼玉県入間市なんてどうですかと言った。快速で池袋まで40分、近くにコストコがあるし良いんじゃないですかと言った。それに対して七郎は、良さそうなので、すすめて下さいと言った。
土地建物でどのくらいしますかとたずねた。土地323坪、建物1130坪(33m*33m)で、社会福祉と言う事で役所の市街化調整区域での建築許可を取るとして、坪5-10万円、8万円として、土地代で3000万円、建物1130坪で12億円、室内水回り、エレベーターで7千万円、約13億万円くらいかなと言った。
三保さんが、こういう福祉施設は珍しいから、施設が動き出したら、マスコミや、建設業界に発表して、取材しないかと言っても面白いかもねと言った。また、備品(勉強机・椅子、ベッド、パソコン、ガスレンジメーカー)電機メーカー(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、電気ポット)、食器メーカー、文房具メーカー、トイレ、自動車メーカーリース業界などに話して、協賛依頼して無料で提供してもらうなんてアイディもいいんじゃないかと思うと言ってくれた。
夢と想像ばかりでは、駄目なので、実際に、三保さんが、うちで建設を任せてくれるという条件で詳細を詰めてきますと言い、それでいかがですかと聞いてきた。七郎が、それでお願いしますと言った。その後、途中経過を写真入りのメールで逐次、送ってくれた。
入間市の市役所で相談した結果、市でも協力してくれると言ってくれ、地元の大きな農家で、いろんな仕事をしている木元一郎さんを紹介してくれ、道に面した農地を提供しても良いと言ってくれた、土地の広さは、350坪で、十分な広さであり、畑だったところなので、整地もしやすいと報告してくれた。
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