第15話:両親への結婚式の報告(2007-200801)

 結婚指輪も決まって、今晩は、ホテルニューグランドに泊まっていこうと、七郎が言うと、恵子がそれで、決まりと叫んだ。帰り道、結婚式もニューグランドが良いなと恵子が言い、それでいつ頃が良いと聞くと暖かい、4月の中旬の日曜。これで、ホテルニューグランドで2008年4月16日の日曜と決まった。新婚旅行は、4月28日から5月2日の5泊6日で、日本1周、新幹線と特急電車の旅を計画した。ホテル行く途中でウチキパンでパンを買った。ホテルに到着しフロントで来年、結婚式をしたいといい、まず、先にチェックインした。もうこの時間ですとウエディング担当は帰ったので後日、結婚式のことを後日、伺うと言うことで良いですかと言われ、ウエディングの厚いパンフレットを渡してくれた。


 翌朝、海の見えるレストランで朝食をとりながら、これで、結婚式の事も結婚指輪もきまってめでたしめでたしと恵子が笑った。恵子さんが、明日、電話で結婚指輪のイニシャルと結婚式の日付を元町のスタージュエリーに電話しておきますと言った。


 次の週の土曜日に2人でホテルニューグランドへウエディングの打ち合わせにいく事にした。土曜日は、あいにくの土砂降りだった。そこで、車でホテルニューグランドへ、ウエディングの打ち合わせに向かった。ウエディング担当者と打ち合わせが始まり、人数の話になり、七郎が、私の方は会社関係社含めても10人だけだと言った。すると恵子さんが私の方だけ大勢というわけにはいきませんと言い出した。

ホテルの担当者が一応、25名様以上のウエディングプランでお願いしていますと話した。七郎が、恵子さんの方で、少なくて悪いが15人でお願いできないだろうかと頼んだ。わかりました厳選して15人選びますと言った。これで、ウエディングプランが決まり、後はドレスと、タキシードを決めて、着替えて和装もお願いし終了した。帰りに元町のスタージュエリーに立ち寄り結婚指輪を受け取り、家路を急いだ。


 数日後、この結婚の話を正式に、恵子のお父さん山崎仁さんと、お母さん山崎仁美さんに話しに実家へ向かった。実家につくと、山崎仁さんが、あなたが、恵子の勤めている会社の社長さんの木下七郎さんですか、恵子を何卒宜しくお願いしますと言った。七郎が、恐縮です。こちらこそ宜しくお願いしますと言った。次に、お母さんの木下仁美さんが、わがままな娘ですが、どうぞ宜しくお願いしますと言った。


 いえ、仕事のできる素晴らしいお嬢さんですと答えた。ご両親から、七郎は、正式に結婚の許可をもらって、ほっとした。結婚式の日付と場所、その後の新婚旅行の予定。訳あって、七郎の親族が少ない事などを話して、彼女の実家を後にした。

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