仲間達の呟き
「前から思ってたんだけど、このチームって今は功績ないし慢性的な人材不足じゃない?その割りには、人権も保証されてるし給料安定してるわよねぇ」
「輝かしい過去の栄光が遺したモノでまかなってるんじゃないのー?それより知ってる?近い内にこのチームに女の子が入ってくるらしいよ」
「ああ、ジョエルがそんな事言ってたわね。何でも朔姫ちゃんと同い年の子とかって」
「そうだったんですか?」
「あら、もしかして初耳?」
「はい。新しい所属者が来ると聞いてたんですが、性別や年齢までは……」
「そうだったの。でも本当よね?結祈」
「はい。特徴は青い瞳に黒髪。童顔で小柄の15歳の女性です」
「黒髪に青い瞳って…ハーフ?」
「どうだか。断定するには早いと思うけど」
「でも結祈は随分知ってるのね」
「……観察していましたので」
「観察ねぇ……監視の間違いじゃないの?この前みたいに逃げられないように」
「確かにー。ジョエルが聞いたら怒るなー」
「いいじゃないの。本当の事なんだから」
「私もそう思うます。ジョエルさん執念深いから」
「それはそうだけどー、ボク的にそういう事は、せめて本人を前にして言うべきだと思うよ。普段から失礼なヤツだけどさー」
「……皆さんの方が失礼な気が」
「何か言った?」
「いいえ。何も」
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