倒木
思い焦がれて枯れ果てて
人知れず朽ちてく倒木の
その剥がれ落ちる表皮にも
欲のヤニだけがギラギラと滲むその様を哀れと取るか愚かと思うのか
手を離せず 口にも出せず ただ立ち止まる幼子のようないじましさ
感傷という名の思い出に重ねて
不思議に視線を落とすけれど
誰もが忘れて打ち捨て去っていく
ただ空だけが見ている
ただお空だけが見てくれている
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます