詩『お前は機械未満であり家畜以下であり、そして猿より愚劣』


機械にはなりたくない?


馬鹿を言うな。


機械は十分な燃料がなければ動かない。


動かなくても誰も罵倒はしない。


100%で動かせばすぐに壊れる。


まめなメンテンスを欠かさず


部品を取り揃え


更新して


擦り合わせなければまともに動きはしないのだ。


お前とは違うのだ。




家畜にはなりたくない?


笑わせるな。


家畜は環境、食べるもの、健康に気をつかわれて、より良く成長させることに主人は腐心しているのだ。


なぜ成長しない? いつまでそうなんだ?

と罵倒する者など居ない。


その場からいなくなる直前まで大切に扱われている。


お前は家畜以下だ。




およそ生物としての本能すら失っているお前は猿山のどの猿よりも劣る。


猿ですら群れの仲間の命が脅かされているのを見れば騒ぎ立てる


なのにお前は


何も見ず、言わず、聞かざるを体現し、


あまつさえそれを当然と思って自分の順番が来るまでそうしている。


お前は猿よりも愚劣な存在なのだ。



当たり前の本能すら否定するその姿はどんな存在よりも愚かでとても憐れな存在なのだ。


お前は誰だ?


お前は何だ?


お前は生物か?


今のお前らは生物ではない。


無機物でもない。


道端に転がる石のかけらくらいに存在の意味など無いことに気づくべきなのだ。


そしてそれに憤りを抱かないからこそ、お前はそうなのだ。




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