心躍る話を聞いて。
翌朝――まだ祭りの最中とあってか、日が昇って少ししか経っていないというのに、城下町の活気が城にも届いた。
朝日で城が淡紅色に染められ、夜と朝の境目が美しく王都を彩る。
そんな清々しい朝に、彼は一人で中庭を歩く。
「――おや。これは見事な植木ですな。昨日までは無かったかと思いますが」
「これはマルコ様。えぇ。こちらは、ついさっきバルトから届いたばかりの品物でして……」
「なるほど。王家への献上品……といったところですな?」
マルコは中庭を歩いていた。
彼の身体は鎧で覆われ、頭は無い。
だが、彼が歩く姿を見ていると、なぜか執事服を着ているかのように錯覚させられるのだ。
そんなマルコが、壮年の庭師に声を掛けた。
「仰る通り、こちらは献上品でございます。王家――というよりは、王太子殿下への献上品でございまして、バルトのライゼル・バルト伯爵からの品物です」
はて、とマルコは頭を傾げる――ように身体を動かす。
ライゼル・バルトとはどのような貴族だったか、と心の中で考えた。
すると、少しの沈黙の後に答えを得る。
「おぉ! 確か、アイン様の学園での教官殿……の兄君でしたか?」
「えぇ。その通りでございますよ」
なるほど。ライゼルという貴族は悪くないな、とマルコは頷く――ように身体を動かした。
頭を傾げようにも、頷こうにもどうしようもないからだ。
こういうときは対話に困るが、もはや慣れたもので、それを悔しく思うことはない。
「バルト伯爵によると、強い魔物たちはかなり奥地に逃げているとか」
「……というと、アーシェ様たちの影響力でしょうな」
庭師の言葉にマルコが頷く。
「マルコ様の仰る通りかと」
「きっと、お三方は……旧王都――あの地で日々を謳歌していることでしょう。その結果として被害が減るならば、それは素晴らしいことです」
「えぇ。なにせ、陛下の宣言により、過去の魔王騒動の真実などが公表されてますからな。昨年は多くの混乱もありましたが……今では、マルコ様が王都を悠々と歩けるのが、落ち着いた証明かと」
「いえ。こればかりは、アイン様の人徳故……ですよ」
マルコはこう答えると、庭師と別れて中庭に舞い込む朝日を満喫する。
身体中に朝の爽やかな空気を浴び、今日も忠義に励まねば、とアインの部屋に向けて礼をする。
窓に差し込む朝の光。どの部屋にも均等に舞い込む光だったが、マルコからしてみれば、アインの部屋だけより一層の輝きを放っているように思えてならなかった。
◇ ◇ ◇
マルコが朝の散歩を楽しんでから数十分後。
朝日が更に勢いを増した頃、アインは眩しさから目を覚ました。
昨晩はクローネと話をした後、自室に備え付けの浴室で疲れを癒してからベッドに入った。
上半身を起こし、身体を伸ばして疲れの具合を確認する。
「……うん。絶好調」
といってみたものの、ここ最近では、不調とは無縁のアインだ。
暴食の世界樹――いわば、暴走魔王の状況を超えた後から、むしろ身体を持て余しているようにしか思えない。
「――カインさん曰く、白兵戦だけなら相手になってやる……だっけか」
なぜならば、距離を取って何でもありの戦いとなれば、アインが勝ってしまうからだ。
カインが持つ経験や技量、そのすべてにアインは劣っている。だが、力押しでも勝ててしまう――そんな力が暴食の世界樹のすべてだった。
「言い方を変えれば、白兵戦なら負けないって言われたんだけど……いや、しょうがないじゃん。何百年も生きてた剣士相手に、ぽっと出の人間が……いや、魔王だった。それに、世界樹じゃん」
人間でありたい。そんな希望を常に抱いていた気がするが、もはやそんな想いは遠くに捨て去っている。
そんな希望なんかより、自分を受け入れてくれる国民と家族がいる。それだけで、今のアインは十分だった。
「でも、なんか悔しい。いつか倒して……」
思い出すのは精神世界で受けた手ほどきだ。
その時から、自分はどの程度強くなったかと考えてみる。
さしあたって力は強くなり、反応速度など……いわば、技量を抜かした強さは格段に高まっている。
だが、カインが本気を出して接近戦を仕掛けた場合――白兵戦だけで勝てるかと言われれば、口を半開きに無視したくなるような感情に苛まれた。
「世界樹が剣を使って戦うのがおかしいんだ。つまり、向き不向きがあるってこと」
思えば、カインはアインに剣の才能がないと告げたことがある。
しかしながら、心に漂う悔しさは消え去らず。アインが負けず嫌いという証明をした。
――ベッドの上で一人、アインは朝から謎の敗北感に浸る。
だが、向き不向きがあるというのは否定できない。
「……そういえば、お母様とクリスがそろそろ帰ってくるはず」
ふと、アインは二人の事を思い出す。
昨日は丸一日顔を見ていない二人の事を想えば、ついさっきまでの敗北感もどこかへ消え去っていく。
すると、立ち上がって窓際に足を運んだ。
「ッ――いい風だ」
窓を開けば、朝の清々しい風がアインを包み込む。
ボタンが外された寝巻の隙間――そこに風が入り込み、ベッドの中とは違った温度差がアインを冷やす。
アインはそのまま深呼吸を重ねると、足を進めてソファに向かう。朝着るためにと用意していたシャツを手に取り、寝巻を脱いで着替えだす。
つづけてズボンを着替え、腰にベルトを巻いて剣を差した。
そういえば、マルコに剣の名前を決めてもらう必要があったな、と突然思い出す。
彼がどんな名前を付けてくれるか楽しみだ。
アインは自然を笑みを浮かべ、着替えが終わった事を確認する。
頭を触ってみれば、目だった寝ぐせは無いようで安心した。
つづけて、忙しなく部屋を歩いて浴室に向かい、備え付けの洗面台で顔を洗ってから髪を整える。
この歳に――今年で十五歳になるアイン。彼が今までつづけてきた日課の一つが、これで終わりをむかえるのだ。
時にはこのまま朝の訓練に向かうこともあるが、今は祭りの真っ最中。
ここ数日間は、朝から訓練をすることは控えている。
「よっし! お母様とクリスを迎えにいこうかな」
◇ ◇ ◇
意気揚々と部屋を出て、アインは歩きなれた廊下を歩く。
「あら。おはようございます。殿下」
「おはようございます! 殿下!」
「あぁ。おはよう」
すでに仕事の最中だった給仕や騎士に答え、アインは階段に向けて足を進める。
いくらか下に降りれば、すぐに正面入り口まで到着するのだ。
朝食はどうしようか? いや、二人と食べるのが一番いいかな。と、空腹を訴える腹を諫め、アインは苦笑いを浮かべて歩きつづける。
――その一方で、
「うーん……。朝には戻ってくるって聞いてるけど、駅かな? それとも、もう馬車に乗ってるのかな」
二人を迎えに行くというのに、すれ違いとなってしまえば溜まったもんじゃない。
さて、どうしたものか。アインは腕を組んで悩みだす。
すると、いい頃合いで一人の騎士がアインに声を掛けるのだ。
「アイン様。おはようございます――ところで、昨日は護衛の任につけず、申し訳ありませんでした」
「あ、ディル。ちょうどよかった! ……それと、カティマさんのお世話ありがとう」
二人は目を合わせて笑みをこぼす。
お互いに申し訳なさを募らせていたせいか、つい絶妙(・・)な雰囲気に浸ってしまう。
それが数秒つづいたところで、アインがディルに尋ねた。
「お母様とクリスを迎えに行こうと思ってたんだけど、今どうなってるか知ってる?」
「といいますと、王都に戻って来てるのかどうか、でしょうか?」
「うん。そういうこと」
「……少々お待ちくださいませ」
ディルは断りを入れ、鎧の中に手を入れる。
今となっては見慣れた姿だが、本当にケットシーなんだな……とアインが内心で考える。
金色の毛皮は、まさに獅子といわんばかりの様相で、今では、
(王家の獅子……だっけか?)
その雄々しい容姿に加え、彼自身の剣の腕が評価され、彼はなんとも逞しい異名を手にしている。
カティマよりは二、三周り大きな体をしているが、身長は160cmに満たないだろう。だが、カティマと違って筋肉質な体つきに、ディル専用に作られた漆黒の鎧が印象的だ。
この姿をみていると、アインも王家の獅子という言葉には納得するばかりだった。
昨年の戦争を乗り越えた彼は、より一層力を付け、アインの傍らに控えているのだ。
「ありました。お二人はですね――」
ディルは革張りの手帳を取り出すと、紙をめくって目的のページを開く。
そして、オリビアとクリスの様子をアインに伝えた。
「すでに王都に到着しております。そして、もうそろそろ馬車で城に戻る頃かと……」
「よかった。すれ違いになるところだったよ」
「それは何よりでした。……とと。クローネ殿からご伝言がございまして、今日は夕方過ぎまでオーガスト商会に顔を出すとのことです」
「オーガスト商会に?」
クローネも朝から大変そうだ。
しかし、なぜオーガスト商会に向かったのだろうか。
「エレナ様がハイムからいらしているそうで、ハイムの状況を確認しに――と伺ってますが」
「あぁ……そっか。エレナさんは、いや、アウグスト家はハイム復興の仕事があるから、その件でかな」
「仰る通りかと。この件は、主にクローネ殿かウォーレン様が対応なさっておりますので……」
朝から彼女と会えないのは残念に思う。そして、彼女といっても今では二つの意味があるのだが。
しかし、仕事なのだからしょうがないか……と割り切ると、アインはディルにありがとう、と伝える。
「ありがと。それじゃ、城からでて庭園の方に行ってみる。ディルはこれから仕事?」
「いえ。私はこれから朝の訓練ですよ」
「――なるほど。マルコの訓練か」
「はは……。マルコ殿曰く、昼過ぎには動ける程度に抑えるとのことですから。団長の私が、いつまでも転がされるばかりでは格好がつかないもので」
ディルが恥ずかしそうに笑うが、マルコの訓練はそれはもう厳しいものらしい。
らしいというのは、アインはその訓練を経験していないからだ。主にディルから内容を聞き、結果だけを耳にする機会が多い。
「それに、マルコ殿のおかげで、私たち黒騎士は成長を遂げておりますので」
「黒騎士――ディルにマルコ。それにクライブとサイラス。4人だけの騎士団だけど、頼もしい限りだよ」
「質で言えば、近衛騎士でも太刀打ちできない戦力です。一つだけある問題は、護衛対象の方が強い……といったところでしょうか」
「ま、まぁ。俺だって簡単に負けるつもりは……」
思い出すのは、起きがけに考えたカインとのことだ。
ここでも負けず嫌いが発揮され、ディルは楽しそうに顔をほころばせる。
だが、近衛騎士でも太刀打ちできないという言葉には、マルコが居る時点でしょうがないなと感じてしまう。
「さてと、それじゃ俺は二人を出迎えてくるよ」
「えぇ。それでは、私はマルコ殿に胸を借りて参りますね」
(……頑張れ)
心の中で合掌し、立ち去っていくディルの後ろ姿を眺めるアイン。
そして、オリビアとクリスを出迎えるため、アインも階段に足を向けた。
◇ ◇ ◇
城を出て、庭園に姿をみせたアイン。
今日も見事な庭だ。庭師がいい仕事をしているようだ、と辺りを見渡す。
すると、ちょうど帰ってきたオリビアとクリスの姿がある。
先に降りたクリスがオリビアの手を引き、馬車から降りる途中だった。
「ッ――まぁ! アイン。お出迎えに来てくれたのね?」
視界の端にしか映ってないはずだが、オリビアがすぐさまアインに気が付く。
それとほぼ同時にクリスが気が付いたようだが、オリビアが一歩早かった。
オリビアは馬車から降りると、小走りでアインに近寄る。
「っ……お、お帰りなさいませ……お母様」
なかなか過激な触れ合いだが、オリビアがアインを抱きしめる。
以前ならば、小さなアインがオリビアに包まれるだけだったというのに、今ではアインの方が身体が大きい。
オリビアはクローネよりも背が高い。だが、今のアインが相手では、逆に胸元に収められる程度の扱いとなる。
なんだかんだと刺激的な行動だったが、アインはオリビアの行動を受け入れてしまう。
「む、むぅ……」
その後ろでは、不満そうな足取りでクリスが近寄ってきていた。
彼女は口をきつく噤み、眉間には軽く皺を寄せている。
内心では、ご主人様を奪われた飼い犬のように、複雑な感情に苛まれているのは秘密だ。
「クリスも、お帰り」
「……ただいま戻りました。アイン様」
あまり軽薄な行動は好みじゃない。というのがアインの心境だ。
だが、この二人に対しては少しはしょうがないと思う……と、自分の心を慰める。
オリビアは母……根株で、クリスは昔から行動を共にする専属護衛なのだから。
「じゃないです! 聞いてくださいアイン様! オリビア様ったら、バルトの道すがら、ずっと私の事をからかって……」
「――ん? お母様がクリスをからかった?」
突然どうしたんだ。不思議そうにクリスをみれば、彼女は更に不満そうに振舞ってみせる。
一方のオリビアといえば、口に手をあて、なんとも愉快そうに笑い声を漏らす。
すると、アインの感触を満喫したオリビアがアインから離れ、クリスの頭を撫でるために手を伸ばす。
「はいはい。いい子いい子」
「こ、子供みたいにあやさないでください!」
「あ……あのさ、よかったら、何があったのか教えてほしいんだけど」
ここまで置いてけぼりのアインが、和気あいあいとした二人に尋ねた。
「オリビア様ったら、私が王都でお留守番になったらどうする? ってずっとからかってきたんですよ!」
「王都で留守番……?」
「ふふ。もう聞いてるかしら? アインは今度、近くの町を任されることになるでしょう?」
――なるほど。そのことか。
合点がいったアインは、昨晩、クローネから聞いた臨海都市シュトロムの件を思い出す。
つまり、クリスは置いてけぼりを食らうとでも思っていたのだろう。以前調査で向かった、バルトの時のように。
「置いてけぼりになんてしませんよね……? わ、わたしも連れて行ってもらえますよね……?」
近頃の彼女は、より一層、忠犬っぷりが板についているように感じる。
彼女の美しさで瞳を潤ませられると、否が応でも気持ちに答えてあげたくなる魔力(・・)があった。
加えて、ハイムでの戦争の際、一緒に出発できなかったことも、彼女にとっての深い後悔に繋がっているのだろう。
「置いてかないよ。というか、俺もその話は昨晩聞いたばっかりだから、あまりよく知らないんだ。……あれ? それじゃ、どうして二人がそれを知ってるの?」
「わ、私の場合はオリビア様から聞きましたけど……。って、本当ですか!? 置いてけぼりじゃないんですね!?」
「大丈夫だってば。別行動もしないって約束するからさ」
若干トラウマとなりかけているクリスを気遣い、アインは軽く彼女の頭を撫でる。
まるで、ついさっきのオリビアのように振舞う姿は、アインもご主人様として板についてきた証拠なのだろうか。
感激した様子のクリスを見ていれば、男心が揺さぶられてしまうのだが、こればかりは口には出せない。
「じゃあ、お母様は誰から……?」
「私はお父様からですよ。私が耳にしたのは……三週間ぐらい前かしら」
「――聞いてなかったのは俺だけという落ちですか」
当事者に教えないのって、いいの?
イシュタリカに来てからは慣れた事だったが、相変わらず蚊帳の外だったことに半笑いを浮かべた。
しかし、話がある程度まとまってから伝える予定だった、というのも分からないでもない。
ウォーレン達に任せておけば、万事うまくいくというのは分かっている。そのため、深く追求する気にもならなかった。
「ちなみになんですが、俺が赴任するのって……時期も決まっているのでしょうか?」
「えぇ。決まってますよ。今から数か月後――秋になったころかしら」
「秋……ですか」
随分と早いな。アインは頷きながらこう考える。
しかし、それからはオリビアを含む、城の者達と離れて生活なのか、と考えれば、それなりの寂しさを募らせてしまう。
王になるための経験といわれれば当然のことで、アインとしても異論はない。
だが、そこに寂しさを感じるなというのは無理な話だ。
「王都から近いのは分かるんですが、やっぱり、少し寂しいですね」
しんみりとした、悲し気な声色でアインが語る。
こうした弱みをみせるのはいい事では無いが、二人の手前、つい自然と口から漏れてしまっていた。
――だが、アインのこの態度が、オリビアの心を強く揺さぶる。
「……お母様?」
オリビアがアインの肩を掴み、身体を倒すように引き寄せた。
すると、成すがままにされていたアインの顔が、オリビアの胸元に引き寄せられる。
「大丈夫ですよ。アイン。私も……それに、クリスたちだって一緒にいきますからね」
「――え?」
「あ、オリビア様ったら……やっと私のことも認めてくれた……」
軽い態度のクリスが、やれやれと言わんばかりに肩を揺らす。
オリビアは相変わらず楽しそうに笑っているが、オリビアが付いてくるという事実に、アインの理解が付いていかない。
「アインが行くんだもの。私も一緒に行きますよ。あ、でも、私が行くって言ったら、マーサも付いてきてくれるって言ってたの」
「マーサ殿の場合、半分以上はお目付け役になると思いますが……」
「お、お母様!? 第二王女だというのに、そんなにあっさり決めては――」
だが、オリビアの中での最優先は、常にアインだという事に変わりはない。
「いいんです。それとも、アインは私がいないほうがいいですか?」
(いいえ。一緒に来てくれるのに大賛成です)
幼い頃のように、オリビアへの愛を内心で呟いた。
アインが満足そうにしているのをみて、オリビアも優しく頷いた。
傍から見ていたクリスからすれば、自分が置いてけぼりにならないという事実だけが重要だったようで、二人のやり取りはあまり耳に届いていない。
「いろいろと賑やかな土地らしいので、私も楽しみですよ。アイン様!」
クローネも口にしていたが、どうやらシュトロムはなかなか賑やかな土地らしい。
そんな土地の領主となるのは、お祭り好きなアインからしてみれば歓迎だ。
数か月後のことが楽しみでしょうがない。と、アインは心を昂らせる。
「そんなに賑やかなの?」
「はい! そうですね……例えるなら、マグナの雰囲気を踏襲した港町に、イストの技術が入り混じった街並みです。それでいて、バルトのような冒険者たちの熱気も混じる、まさにイシュタリカが凝縮された土地ですよ」
「ある程度の裁量がアインに任されるの。だから、どうやって街を大きくしていきたい……とか、色々な事に挑戦しましょうね」
言い方は悪いが、成長のための糧にしろということなのだろう。むしろ、都市一つ富ませられないのであれば、王となる資格はないはずだ。
(凝縮されすぎでしょ……それ。でも――)
戦争が終わったと思えば、今度は街づくりに着手しろ――というのは、話題性に富んでいる。
だが、それだけでは終わらないだろうな……という、謎の不安感と期待感を共存させたのだった。
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