応援コメント

第224話 水雷戦隊、準備完了」への応援コメント

  • 臆病な事が種族の個性として認められていて、さらに臆病な事が責められないという、共生宇宙軍の在り方はなかなか先進的だと思う次第、その上で実はみんなも怖いと諭すニニフ大佐の養育方針も見事だなあと。
    そして今となってはもう懐かしさすら感じる某巨大掲示板AAの二人組、スマホが普及して以降、ネット上での出番も減ったなあと思う次第。この世界では良い働きを見せてくれそうな、また読みに来ます!

    作者からの返信

    いつもご感想ありがとうございます。
    臆病な豚を最前線に放りこまれがちな水雷戦隊に放り込んでいる時点で、教育方針はかなりスパルタなんですがね(苦笑 トンキー少尉はそのうち出世して――

    ”共生宇宙軍ニュース! トンキー提督が大勝利をおさめた! 提督は叫んだ「敵を飲み込めッ!」と! 恐れを知らぬ提督の指揮のもと、共生宇宙軍第一艦隊は旗艦チョトーツを先頭に吶喊し、敵艦隊を散々に打ちのめしたのだ!”

    「なんだねこれは? はふはふ」
    「宇宙軍のプロパガンダ映像です。もぐもぐ」
    「広報担当は何を考えておるんだね。はぐはぐ」
    「まぁ、良いではないですか。士気高揚になります。もくもく」
    「まさか今が飯時だからって、艦隊放送で流しておるのか? おかわり」
    「そのまさかですよ提督。私もおかわり」
     戦艦チョトーツの艦橋で提督とその副官がチャーハンを頬張りながら、とりとめのない会話をしています。
    「しかしなぁ、恐れを知らないだって? 私の心にはいつも溢れるほどの恐怖心が溢れているのにな――」
     プロパガンダ映像を横目に、トンキー提督はそう言いました。
    「え? でも、いつも言ってますよね。そんなものは、チャーハンと一緒に飲み込めって」
    「まぁな……おお、おかわりが来たぞ。うまうま」
     共生宇宙軍第一艦隊司令官はもぐもぐとチャーハンのおかわりをかっこみました。
    「ううむ、まだ、足らんなぁ……」
    「腹が足らないなら、あれを食ってしまいましょう」
     副官は、艦橋のスクリーンに映る敵艦隊を指し示しました。そこには第一艦隊に対抗する強大な敵軍の姿があるのです。
    「ふむ……君も分かってきたじゃないか」
    「提督の影響ですな。あなたは、我らイノシシよりも牙が太い」
     イノシシ面の副官は飄々とした表情でそう告げます。ブタ面の提督は「そうかね?」と苦笑を浮かべました。
    「では、腹を満たすとしようか――第一艦隊、前へ」
     共生宇宙軍第一艦隊司令官トンキー・ポーキィ提督は、その柔和な豚面に満面の笑みを浮かべながら艦隊に前進を命じたのです。

     こんな感じになるやも(苦笑

     いつもはアホなマルオとそれを嘆くオイナラヤは、テンションが上がると極めつけの敢闘精神を持つ猛将に化けるのです。カークライト提督あたりが「彼らが敵でなくて良かった……」と内心思っているかもしません。

    編集済