実は僕、男の娘が好きなんです 後編

 可愛い顔して、股間はデッドエンドなんだぜ? こいつはやべー。

 

 そのギャップにやられたのは中学二年の頃だったと記憶している。当時の僕はとあるゲームの男の娘キャラ(正確にはショタ)に魅せられていたのだが、この頃はまだ男の娘というジャンルは浸透していないからか、自分の感情がよくわからなかった。


 なんてったて中学生は性に関して繊細な時期だ。それなのに、同性に対して興奮をするだなんて、ホモの変態じゃないか。

 けどね、昔の僕。男の娘好きはホモじゃないんだ。たとえ女性もの下着からもっこりしていようども、男の娘は男じゃないし女でもないのだ。

 

 今だったら、そんなことよりあのキャラシコいんですけどおおおおお!!! と男の欲望むき出しに語っているに違いない。

 とにかく、僕の性の目覚めはそんな感じだった。


 とくに僕が好きな男の娘のタイプは、普段は男なのだけれど、ふとした瞬間にメスの表情をする子だ。このタイプの男の娘は割と希少な類で、だいたいの場合は普通に男だったり、男の娘と言い張る女だったりする。


 最近は女装をしただけで男の娘と言い張る輩がいる。まあ、それは別に間違いではないのかもしれないけど、僕にはどうもピンとこない話だ。

 男の娘と女装男子は別だと声を大にして提唱していきたい。今投稿している小説だって僕のそういった感情の表現だったりもする。


 とまれ、男の娘とは表面上の言葉なんかじゃなくて、思いから形成される内面的な言葉なのだと思う。僕はそう思う。


 結論、男の娘はかわいい。


 ようは、これが心理で絶対正義。いいね?

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

僕の日常おおおおおおおおおおおおおおおお!! 獅子岡さん @soeken

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ