ニュースより国の性格を勝手に想像してみた。

楽仏居士

第1話 イギリスとロシア

 2018年3月13日、BBCニュースによるとロシアの元スパイが、ロシアで開発された軍用レベルの神経剤による殺人未遂事件が発生、英国メイ首相が「高い確率でロシアがかかわっている」と指摘。それを受けてお互いの外交官を強制送還させて、米国、NATO,他20か国もロシア外交官追放に加担。

 このニュースを聞いて変だとおもいませんか?シリアの難民問題など安保理で協議すべき議題が山積している時期に常任理事国同士で英露の交換した元スパイが殺されそうになったぐらいでこんなに大騒ぎして安保理は機能不全になっている。なにか裏に英国の隠れた目的や取引があるのではないかと疑ってしまう。

 ツインタワー倒壊の9.11の時はペンタゴンにも民間大型旅客機が突っ込んだという米国の発表に疑惑を持つ人々が現れたが、BBCはロンドン市内のライブカメラにビンラデンの一味が写っており、9.11の計画をしたと思われる旨の報道をして、米国陰謀説を否定側に回った。EUからも離脱して、米国をGDPで超えたEUを牽制。

露外交官追放の側に回った国のなかに、今、世界が注目する北欧の国エストニアも入っており、ブロックチェーン技術を使い国家として世界初の仮想通貨エストニアを検討しているサイバー国家でもある。英国に義理があるのか、露が憎いのかよくわからないがいろいろ想像するしかない。

 東日本大震災で欧州の小国セルビアが多大の寄付をしてくれた理由が、NATO軍が爆撃したときに日本は中立を守ってくれたのを大変感謝している為と聞いた。外交の世界は我々市民が伺い知れないことが多いので機密費という国税の使い道が認められているのだと思う。元註露外交官佐藤優氏が検察調書にサインせず512日間の独房生活を選んだのは[ロシアの外務省に日本がなめられるから]と著書に記してある。

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ニュースより国の性格を勝手に想像してみた。 楽仏居士 @rakubutsukoji

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