9月20日 カクヨムコン 短編部門について
カクヨムコン 短編部門について
今回から新しく新設された短編部門!
いつものカクヨムコンとは少し違うようなので、基本規定からしっかり考察していくよ!
【基本規定】
・1万時以内
・完結してる事!!!
・複数投稿OK
【選考委員】
・カクヨム編集部
・選考協力:コミックフラッパー編集部
【選考方法・募集/読者選考期間】
長編と一緒
基本規定の中でとても重要な事が書いてあったから、もっかい書いとくよ!
完結している事!!!!
必ず『完結』ステータスにしましょう。
何故『第1部完』の作品ではダメなのか。
これは追って考察していくよ。
まずは、この『短編部門』が何の為にあり、基本的に何を望まれているかを考察します。
*** 短編部門の意味は? ***
これまではカクヨムコンには長編部門しかありませんでした。
10万字を超える規定数である為、中にはそういった長い話を苦手とする人もいたでしょう。
そんな人向けに作られた部門だ!
ジャンルは不問です。
といっても。
エッセイや詩は対象外でしょうね。エッセイや詩は『求められていないから』
ここらへん、ちゃんと『どんな話を求められているか』を考えないと、無駄に傷つく結果になるからご注意を!!
『長編書くのが苦手な人人向け』とは言ったものの。
カクヨムコンはそんなに甘くありません。
選考編集部が『コミックフラッパー』であり、受賞作品は漏れなくコミカライズされる事を考えると。
つまりは『コミック原作』を求めてると思われる。
つまり、コミックになる事を前提とした話を考えておくべきなのだ。
小説ならではの手法、例えば明確に描かない事で読み手をミスリードする、という手法が使えない。
何故なら、漫画なので絵にされたら一目瞭然だからだ!!
短編部門だからとナメてかかると受賞できないぞ!
ちなみに、おそらくカクヨムコンの中で一番応募数が多くなると思われる。
有象無象の中から、キラリと光るものがないと難しいぞ!!
*** 要項裏読み ***
1つめ〜
『短編作品は短い文字数の中で物語を展開し、読者に面白いと思わせるストーリー構成の工夫が必要です。例えば、物語を構成する要素は大きな一つのネタに絞り、前半で舞台設定や課題を提示し、後半でどんでん返しを起こしてオチをつけます。そうすると、読者の意識が物語運びに集中するため、作品の特徴を「意外な展開のストーリーだった」という形で強く印象づけることができます』
1万字の完結ストーリーで何が一番難しいかって、話の組み立て方だ。
どうでもいい事をズラズラ書いてたらあっという間に1万字になってまう。
恐らく。
カクヨム編集部としては、勿論コミック原作になるストーリーを求めているが……それだけではない。
『1万字の中で完結させられる構成力』を持った作家を探してる。
1万字でどう構成したらいいかの基本的な事は上記要項に書いてあるので参考にすればいいが……
正直1万字でなんて、本当に難しいぞ。
起承転結でいったら、1つ2500文字だ。
このエッセイ1エピソード分より短い事もある。
しかも、『完結』が絶対だ。
連作短編集系の一部を切り出して応募してもいいと思うが……
連作の間の作品だと『説明』が雑になっている事がある。
『雑』と言ったら語弊があるかもしれないが、要は『以前説明してあるから、さらっと触れただけ』になっているかもしれないって事。
選考編集部は、応募された作品しか読まない。
いくら、読者選考の順位が良くても、『単品としてみたら足りない』のではダメなのだ。
連作の一部を応募するのであれば
応募用に切り出して整理/書き直した方がいい。
説明に過不足がないかどうかを確認する為に。
コミカライズ前提の話なので、完結している必要もある。
漫画でいうと『読み切り』である。
続かない。
ちゃんと、1つのストーリーとして、起承転結している必要がある。
なので、あんまり大風呂敷を広げた話じゃない方がいい。
だからといって、小さくまとまってても、きっとダメなんだよねー……
だから短編は難しいんだ……
2つめ〜
『優秀作はコミカライズされますが、今回はあくまで小説短編賞であり、選考委員も小説としての完成度を軸に評価します。そのため、まずは「小説としての面白さ」を第一に考えて作品作りに挑んでください』
いくら『コミック原作』としても、小説として面白くなきゃダメだぞって事だ。
というか、そもそも『カクヨムコン』なので、小説がメインなのだ。
コミカライズは副産物と思え! ぐらいかもしれない。
コミカライズされる事を考えつつも、小説としても抜群に面白いものを書け……
って、ハードルバカ高ェ……
まとめ??
1万字なので投稿しやすいかというと、私はそうでもないと思う。
考えなければならない背景や設定などは、長編となんら変わらない。
しかも。
文字数制限が厳しいので、説明に割ける分量が少ない。
文章を推敲して無駄を削ぎ落としつつも、疑問を残さない、それこそ『文章能力』が試される。
また、1万字という短い文量の中で、読者を引き込んで、いかにカタルシスを生み出すかの『構成力』も必要になる。
うへぇ……
選考委員であるコミックフラッパーの傾向も見ておいた方がいいだろう。
コミックフラッパー編集部がどんな物語を求めているのかは、そこから判別できると思われる。
あ。
長期連載を欲している貴方。
応募作は、その長期連載作品以外のものにしよう。
長期連載は、編集がついてから相談の方がいいと思う。
漫画もそうだ。
長期連載を考えた読み切りでは受からないのだ。
あくまで『読み切り』
編集部は、それで作者にどれほどの力があるのかを見ているのだ。
長期連載は、編集がついてからのお楽しみにとっておこう。
あと。
テンプレ作品と言われるタイプのもの。
コレも気をつけよう。
コミックフラッパーはどうやら小説原作の漫画を多数出しているから、ある程度テンプレも範囲内だとは思うが……
どこまでが許容範囲なのかを判別するのが難しい。
テンプレであっても、ある程度説明は必要なのだ。
ちなみに。
ついでなので『異世界転生しても社畜は安らぎを得たい』を応募しようと思っている。
今までの評価は含まれないので、広告力が試されるね。
他にも……色々考えてはいるが……
正直時間が足りない。
仕事もカッ詰まってきているし、年末に向けて徐々に忙しくなる時期だからだ。
うむぅ……
短編部門は激戦となる。
どうやって読み手の目に止まるようにするか。
それもかなり考えなければならないだろう。
頑張らないとね……ははははは。
以上!!
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