4月4日②

 カクヨムページの右上、

 鈴のマークにまたもや赤ポッチがついている。


 ドキドキしながら、鈴のマークをクリック。


 応援メッセージついてる!

 しかも2つ!


 タカナシさんだ。

 タカナシさんも、僭越ながらフォローさせていただいている方だ。

【異世界転生禁止ッ!!~トラック乗りが不本意に異世界転生したからテンプレ全部ブッ飛ばす~】

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054885010382

 を愛読させていただいている。


 異世界転生したトラック乗りのイスズが、クロネとヤマトを引き連れて、異世界テンプレを文字通り拳でぶっ飛ばしていく痛快コメディです。

 もう、ネーミングセンスからやられました。

 面白いです。


 そんなタカナシさんが!

 応援メッセージを!

 しかも2つも!!


 小躍りしそうになったのは言うまでもありません。

 しませんでしたけどね。小躍り。

 ええ、そんな事をしたら、ただでさえ危うい社会人としての地位が、完全に地に堕ちるので。



 タカナシさんの応援メッセージは、1つ目は③推し、2つ目はアドバイスでした。


 その2つの応援メッセージで考察してみます。


 とてつもなく有難いアドバイスでした。


「カクヨムでは創作論なんかも人気あるので、論述風フィクションでサイバーセキュリティを書けば高いハードルも行けそうな気もします。

 論述風は専門知識も必要ですからIT系で働いている人限定の方法だと思いますが……」


 なるほど。

 思いつきもしなかった。


 論述風フィクション。


 それなら確かに③をベースにいける。

 私のIT知識でも大丈夫!

 しかも、論述風にする事により、主人公が知識や技術を理解しつつ、自分の意見や考察を混ぜて、何かのイベントをクリアしていく。


 なるほどなるほど。

 良い感じ。




 ……ん?

 これって、月星さんの応援で思いついた④と混ぜる事もできるんじゃね?


 妹をネットストーカーに殺された主人公。

 IT技術はない。そこに、マスコットが現れて技術指南をしてくれる。

 主人公はその技術を体得しながら犯人を見つけにいく。

 その技術の怖さを、体感しながら。


 おお、なんか良い感じしない?!


 マスコットってなんだよって気もするが。

 そこはまぁいい。

 後で考えよう。


 取り敢えず、今思いついた事で簡単な構成を考えてみたらどうか?!


 なんかイケる気がしない?!

 気のせい?!

 マジで?!



 とにかく。


 タカナシさんありがとうございます!!

 いつも面白い小説を提供してくださるだけでなく、アドバイスまで!!


 お陰様でネタが浮かびそうです!

 まだ浮かんでないですが!


 アドバイスありがとうございます!




 そう思い、カクヨムページを閉じようとした時。

 鈴に赤ポッチ。


 これは夢か現実か?

 普段は通知なんて、フォローしている方の小説が更新されたモノだけなのに。


 恐る恐る、鈴マークをクリックする。



 そこには

 『高羽慧』の文字が。


 私は急ぎ、その名前をクリックする。

 すると、そこには……

 あ! 他の方のおススメ小説の中で見た事ある名前が!!

【あなたの隣に球とコーヒー】

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054884535041

 ……自分の小説が1文字も書けてないのに、貪り読んでしまった……

 危うく読破してしまいそうな所を、グッと我慢し、小説のフォローだけしてページを離れる。

 面白い!

 小さな喫茶店のマスターをしている男性のもとに、突然現れた『球』

 それは、なんと……

 という、ミステリー? ホラー? 怪奇? でも、マスターの淡々とした対応が笑いを誘いますよ。

 まだ読み終わってないので☆は入れていませんが、確実に☆3つです!

 早く読み終わりたいなぁ。




 と、そこで我に帰る。


 ……世の中には、こんなに素晴らしい作品が沢山あるのに……

 自分が100万手にできるかもしれないなんて思って……傲りも甚だしい。

 自分はなんて愚かなのだろう……


 高羽さんも、応援コメントをくださいました。

 しかも、『ITのプロってだけで、相当有利な挑戦だとは思います』ですって!

 すみません!

 散々『ITのプロ』って言いながら、本当はしがないただの十把一絡げにされるようなただのプログラマーなんです!

 ゴリッゴリの文系なんです!

 簡単な暗算も脳が拒否するので計算機使うぐらいです!

 でも!

 ありがとうございます!

 頑張ります!


 やはり、高羽さんも、サバコン(←高羽さん命名)のハードルの高さに、メゲかけていらっしゃるそうで……


 頑張りましょう!

 そうだ!

 サバコンに応募している誰もが、選考に残ろうと四苦八苦しているのだ!

 自分だけじゃない!

 みんなで、みんなで頑張るんだ!!

 カクヨム編集者に『えー、良作多すぎて選べないー』って言わせてやればいいんですよ!



 そう、高羽さんからの応援に奮起し、改めて新しく思いついたネタを更に深く考えてみる事にしたのだった。




 締切まで、あと約5カ月。

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