　Gatewayと聞けば。

　フレデリック・ポールの「ゲートウエイ」シリーズ。ヒーチー人と名付けられた異星人が残した遺跡を使って、宇宙を探索する人類の物語です。また、かつてはGatewayというパソコンメーカーがあって、Gatewey2000とか日本でも売られていましたねぇ。牛柄のパッケージとか覚えている人もいるかな？　Dos/Vの頃ですよ。

　そして、今、新たなGatewayがっ！（じゃじゃーん）

https://www.nasa.gov/feature/multilateral-coordination-board-joint-statement

　かいつまんで紹介すると、月軌道上に建設予定の宇宙ステーション（Deep Space Hub）の名前が「Gateway」で、多国間で建設しますとNASAが発表したのです。2022年頃から建築を開始して、2026年頃の運用開始を目指しています。目的は、月探査とその先の火星探査の基地ですね。

　NASAが主導しますが、ESAやJAXA、csa asc（カナダ宇宙庁）、ROSCOSMOS（ロシア）も協力します。JAXAはESAと共同でInternational Habitation Module（国際居住モジュール）、NASAと共同で物資輸送を担う計画です。

　ただねぇ、予算がねぇ。出資の確約をしているのはカナダだけらしく、日本も明言していません。長期的な宇宙計画の中には、ディープスペースハビタットとして組み込まれているので、参加しないことはないと思いますが、ビジネス的に見るとISSであまり成果が出ていないので、闇雲に金を出すということはできないと思います。集積回路の製造方法とかワクチン製造とか、ISSの成果としてドーンと出てくれば、世論の後押しも出てくるのではないでしょうか。

追記

JAXAもリリースを出しましたね。

http://www.jaxa.jp/press/2019/03/20190312b_j.html?fbclid=IwAR1FOL1sHDiFJh5_QvcFeoiWRed8PevGfBAfeO_ealDapojkIZ2mOTCjN_A