都会の資源?

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」なるものを始めたようですね。

 都市鉱山とは、携帯電話などで使われている貴金属・レアメタルなどを指す言葉で、要するに回収すれば貴重な資源になるよということです。確かに、携帯電話に限らず、電化製品には金やレアメタルが含まれています。余談ですが、「キドカラー」なんてテレビが昔ありましたが、あれは輝度ではなく希土、つまりレアメタルのことです。


 しかし、のと使のとでは大きな差があります。都市鉱山=使わなくなったものを再利用、というイメージなのでしょうが、再利用するためのコストはどうなのでしょう?回収する際には有毒なガスや廃棄物ができたりしないのでしょうか?

 どうも、そうしたリサイクル技術をすっとばして、再利用=エコという風潮ができているような気がしてなりません。翻ってエンジニアは、デザイン性を求めるだけでなく、それが使われなくなった後のことも少しは考えないとならないなとも思う次第です。


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