ベクトルとモーメント

 以前の「慣性」と同様、少し技術からは遠ざかりますが、理工学を理解する上で欠かせない、「ベクトル」と「モーメント」について簡単に書いてみたいと思います。


 ベクトルは、方向と大きさを表す量です。数学や物理では、記号の上に矢印を付けて表記されます。たとえば、航空機では推進力と揚力の関係を、宇宙機では推力と重力の関係を表現する際にベクトルが用いられます。CGの世界で使われる「ベクター」も同じ意味ですね。


 モーメント(力のモーメント)は、回転とかねじりとかの量を表すもので、回転軸中心からの距離と力(ベクトル)の積で表されます。と書いてみて、図がないと説明が難しいですね(^_^;)これは。身近な例では、エンジン性能を表す「トルク」は、回転軸周りのモーメントですね。


 改めて書いてみて、学生時代の苦しみを思い出しました。ベクトルもモーメントも、SF作品ではよく目にする概念なので、まぁ、こんなものと思っていてください。

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