国際宇宙ステーションの最期

 天宮は、中国の実験用宇宙ステーションです。天宮一号が制御不能になって大気圏に再突入してしまったことで、中国の宇宙ステーション計画がどのようになるのかわからなくなりました。中国とアメリカの貿易戦争やら朝鮮半島問題など、政治問題もありますし、国威発揚のためだけの宇宙開発に予算を割けるかどうか。

 一方、国際協力で建造された国際宇宙ステーション(ISS)ですが、とりあえず2025年まで(日本政府は2020年まで)の利用は決まっています。それ以降は未定ですが、ロシアは単独で、ロシアモジュールの継続利用を表明しています。アメリカは今の予算状況を考えると難しいですね。他の国も同様です。なにせ人員輸送はロシアに依存していますからね。

 では、ISSが使われなくなったらどうなるのでしょうか。それぞれのモジュール毎に分割され、大気圏に再突入させることになるでしょう。ちゃんと制御された落下になるはずです。

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