いつもの連中「水着の変遷検証」

●登場人物


■ホライゾン、絶対強者。副王。自動人形。両腕が分離してカワイイ。


■ナルゼ。堕天。第四特務。同人漫画家。配送業もやる魔女。


■浅間・智。浅間神社の代表。巫女。巨乳。



●今回は?


浅間神社の水着の変遷を設定検証? 何となく真面目……、でもないか的な。


---------------------


「チョイと最近、検証ネタが多いですが、まあ今回は水着と言う事で時季モノ。有りということで行きましょう」


「ぶっちゃけ、夏のイベントの前にやるべき回だけど、まあ前のは制服の検証だったから、そっち優先の方がいいか……」


「という訳で浅間様、浅間神社の水着は複数種類有るようですが、アレ、どういう差があるんでしょうか。チョイと説明を御願いします」


「ハイハイハイハイ。じゃあちょっと概要として次の図を出しておきます」





「オフィシャル便利だわ……」


「え、ええと、浅間神社の水着は、前提として巫女用の装備です。術式、加護の定着がよく、巫女の水辺装備や禊祓用の装備として開発されてます。

 また数年ごとにバージョンが変わります。術式や加護の変遷や、その時々の衣装の基礎であるハードポイントパーツに合わせたり、武蔵の状況によって運用形態が変わるためです。

 なお、”浅間神社の水着”扱いですが、基本、白砂台座で作っているもので、これは本土側でも用いられています。ただ、本土側に比べ、武蔵は特殊な環境なので、かなりカスタマイズが入ります。よって、初期の頃は白砂台座の製品そのままですが、カスタマイズの遣り取りが行われて”浅間神社専用バージョン”みたいになります」


「そうして武蔵上で展開しているのが、大別してこの三種類という訳でしょうか」


「はい。マイナーチェンジや、増設パーツ、交換パーツによって形が変わるときもありますが、基本的には白砂から提供された年度に応じ”~年度版”の枠で統括されてます。なので”38””46””48”で発注とかされますね」


「一般と専門、っていうのは?」


「一般人向けに提供されるか、巫女の専用装備になるか、というところですね。以下、浅間神社のものとして、ちょっと解説して行きます」


●38式浅間神社水辺装備



「武蔵上では基本は禊祓用装備です。というのも武蔵は水辺が少なく(都市、という構造で見れば自然区画などはかなり多いですが)、本土に浅間神社の巫女が降りることも少ないので、禊祓の効率を上げるために着る、というところですね」


「コレを着るのは、どう言った方で?」


「基本的には巫女です。ただ、巫女のバイトとか”扱い”の人でも着られます。つまり私なんかが管理者としていて、その人を巫女扱い、としたら着て良い、ということです」





「だからミトなんかも、巫女のバイトしてますし、私がそういう”扱い”として認めているので、これを着ますね。色も、新しい型では何色かあって、ミトは青系、喜美なんかは白系を着ていました」





「カラーリングはこんな感じです。左腰の白いカッティングは、デザイン的なものではなく、巫女衣装の”白”という要素を、下半身側に与えるものです」


「なお背面は、どのような感じなのでしょうか」





「ミトの方の色ですが、こんなデザインです。前掛け型で、後ろはパンツ部分だけ、となります。胸の帯パーツは水着と一体化しておらず、上下に動かすことが出来て、これでバストの大小の調整をします。

 なお、デザインの設定は以下の感じです」


-----------------------

ワンピース型なんですが、実は前掛けのような形で、胸下を左右に渡るパーツが、前掛けの胸下を身体側に締める帯として、別パーツだったりします。極東制服の胸下赤帯パーツが、軟質で背まで回ってるような感じというか。


結構、臨時装備な扱いなので着る人選ばずフリー設定出来るよう、横は締めないで、丈や体格に合わせて胸帯の位置など変えられる……、という造り。


中央が割れるのは、胸下を締めてしまうと脱ぎにくくなって排泄などの問題が生じやすいのと、水抜きなどを簡易に行うため、となってます。


腰後ろ側のデザインなどは、後年に通じるものとなっていますが、前側の方は、「そんな胸帯の位置変更とか水抜き加工やるなら、セパレートにしていいんじゃない?」という考えから、後々はこの構造を利用したセパレート型になり、浅間がよく着てるアレになっていきます。

-----------------------


「また不要に細かい話を……」


「でもこれ、長い間使われたので、バージョン結構多いんですよね……。中央割りのデザインは他国でも使用されているので他の国のハードポイントパーツのテンションとも相性良くて、サンタ装備とかいろいろ変なバージョンもあります」


「なお、こんな水着見たことないって人は、多分、GTを見てないんだと思うから、ちょっと記録の行き先を貼っておくわ」





「ビミョーにメタな気もしますが、アニメ一期程度見てれば読める内容なので、ここらの情報は拾え安そうですね」


「ま、まあそれはそれとして、えーと、これは後年、ブラ部分と胸下を分離出来るタイプや、ボディ側とパンツ部分を分離出来るタイプが出来、そこから上述のセパレートタイプが生まれることになります」


「それがよく”浅間神社の水着”と言われるアレね。46式」


●46式浅間神社水辺装備



「46式は38式が改良によって複雑化してしまったため、そのあたりを纏め直してシンプルにするのと、段々と増えてきた外国からの移住者の要求に対応する目的で作られました。

 特徴としてはとにかくシンプル。巫女としての作業よりも、一般の人が着て、極東系神社の加護と術式の恩恵を得られることと重視しています。なのでハードな仕事には向きませんが、

・巫女かどうかを選ばない

・着やすい=下着として使える

・安価

 という利点から、これは一気に広まりました」


「本土側では三十年戦争の激化もあるものねえ。……下着段階で一般ユースが神社の加護貰えるなら、それは広まるわ……」


「そうですね。水着であっても、それまでの巫女系水着を一般が使用する場合は、38式やそれ以前のものの放出品を用いたり、ダウングレード版を出すことになっていたので、そこらへんの”格落ち”感が46式にはなかったんですね」


「成程、結構、いろいろな人が浅間神社で禊祓をするときに着ていましたが、そのあたりが理由ですか」





「確かに、メアリや他国の連中が着てるのはよく見るわね……」


「一般用にも出てるので、各教譜にこだわる人達でも着られる、という利点があります。だから浅間神社で禊祓をする際”異教の存在”を認められる教譜なら、これを着て禊祓出来るんですね。

 38式だと巫女扱いになるので、”異教の存在”を認めても、仮入信みたいなのは駄目と、そういうのがありましたから」


「英国では、IZUMO提供のハードポイントパーツを使用していますが、この水着も向こうには渡っているのですか?」


「はい。でもあちらでは神道ではなく英国協なので、巫女の二色分けではなく、単色の製品が出回っている筈です。形状もちょっと違うものがあったり、下着としてレースなど華やかにしたものなども出ているようですね」


「えーと、そこまで考えると複雑だから、じゃあ、武蔵上だと、どんな水着着てるか解らないキャラの場合、コレ着させておけば大体オッケーということ?」


「そうなりますね。そういう意味でも人気水着です」


「そうなると、浅間様の着方なとみていても、この46式がメインで、水辺で巫女仕事をガッツリやるときは38式と、そうなる訳でしょうか」


「いえ、46式が出たとき、既に38式は八年前のもので、既に各国の術式形態の変化から考えると時代遅れになりつつありました。なので46式の技術や思想を取り入れて、巫女の専用特化とした水辺装備を作ることになったんですね。

 これが48式です」


●48式浅間神社水辺装備



「48式はセパレートが基礎で、水辺装備の水着というより、インナースーツの下に着るサポートガードとして開発されました。

 これは46式が下着代わりに使用されたことに由来します。38式ではインナースーツの下に着込むことが出来ませんでしたが、生地の改良や、そうすることを前提とした分割などによって、48式では可能となりました。なお、ボディパーツなどもあるので、38式のような形の着込み方も可能ですが、その場合はブラ側をノースリーブにして、48式を巫女のインナースーツとして転用することも可能ですし、重ね着感がなくなりますね

 なお、まだ試作段階で、扱いとしては白砂台座の製品という感じでして。私が適時使用して、フィードバックを送ってますね。色分けはこんな感じです」





「成程、現状でこれは浅間様のみが着ている、と考えて良いのでしょうか」


「ええと、私や、代表クラスの巫女なら、という感じで。本舗での生活の際、下着代わりに日常使いもしていますが、46式の使用率も高いです。何だかんだで46式の方がパーツ数が少なくて気楽なので」


「48式の各所、長方形のパーツは何?」


「術式や加護のストレージです。38式や46式は水着全体と、それを扱うハードポイントの制御系に加護や術式を掛けましたが、48式は多種の用途に使えるようにと、追加ストレージが通常で装備されている、ということになります。なので術式や加護をフルで詰めると、通常状態の巫女服装備よりも防御系など高く出来ますね」


「だとすると、38式はもう使われないのかしら?」


「いえ、まあこれから外界開拓とかいろいろあると物資は足りなくなりますから、旧式でも補充、というのはよくあることです。また、38式は長く使われたので各環境への適応データも豊富ですし、イベント用などのバージョンも多彩。まだまだ使われていくでしょうね」


「成程、ではナルゼ様、総括を」


「そうね、一言で言うならこうだわ」





「コレ着させておけば、少なくとも間違いじゃないってことね」


「なお、パーソナルカラーをお持ちの方もいますが、一般では赤の部分に極東制服の黒を入れてます。なので、カラーが不安な場合は、制服の黒に変更しておくと”間違いではない”ですね」


「何かコレ、私のネタかと思えば意外と広い資料になりますね……」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る