読書感想文「数字で救う! 弱小国家」


●何すんの一体


マー、本を読んだ後でテキトーに益体のないことをつぶやいたり、うち系のアレンジで何か描くよ的な。



そんな訳で今回は「数字で救う! 弱小国家1、2」


※表示サイズが縮小されてますので、画像保存して手元で見て頂けると幸いです。


何か始め、フツーに描いてて、途中で「おおお、ここは”ジャンル川上稔”だった!」って慌ててデザインをアレンジしました。サッシュが帯になってしまって済まない……。

あ、あと、心の内なる何かに従って盛りました。


──で、学生の頃、馬鹿だった人いますか。

現在進行形で馬鹿とかでもいいです。目下更新中とか。

ハーイ、俺俺、俺だよ──。

そんな人間にとって数学は大体鬼門ですが、この本、つまり俺みたいなのが敵国で、数学で十段階評価10とるような主人公と王女が俺みたいな敵国をイワせていたら俺みたいな敵国(しつこい)がマーただじゃおかねえっていう、そんなお話です。


ハイ解りやすかった!


あ、でも、計算が術式とかになってるんじゃなくて、もっとマクロに、

「Aの選択とBの選択では、どっちが得か計算してみよう」

的なアレです。

読んでると馬鹿なワタクシでも「あー、そっかそっかそういうことか!」ってなります。説明してみろって言われたら二秒で出来ませんが。


なお、世界観は近世後半くらいだと思います。

傭兵団と国軍が主力として同居出来てる感?

陣形話もチョイと出ますが、もっとマクロな戦略話が基礎。

陣形の強さを条件共に数値化して戦術をこなす、とかは無いですが、兵站系はいろいろ出るので、そこらの引っ掛けが良い感じというか。


でも、主人公と王女、凄いですよね……。

何が凄いって、つまりこの二人、数キチな訳ですが、自分達が特殊だと思ってないというか「皆にコレが解ればいい」とか言い出す。やめてくれ。馬鹿だった俺にそれは利く……。

とはいえ数キチはそこら気付かず周囲の人間にメーワク掛けつつ救国していく訳ですが、明らかにこの二人、作戦会議中に、

「えっ、ちょっと、ここでこの数式とか、僕、えっえっえっ? 何で僕、ここで思いついちゃうかな、いや、ちょっ、無理、あああ、ヤバいの思いついたよソアラ」

「は? いえ、何ですこれ、ナオキさん、何これ、貴方が思いついたんですか? ちょっ、やだ、無理無理無理、この数式、天才過ぎて直視出来ない……」

「超解る。僕も思いついて今尊みに震えてる。これまで使った数式、全部忘れてこれだけ頭に入れたい……」

「いやナオキさん、これ思いついただけで爆エモ案件ですけど、これ後で私が発布するんですよ。やだ、神数式すぎて、これを口にするなんて逆に引きます……。よくて死にます」

「え? 宣言中に死ぬ? だよね? だよね? この数式読み上げると前科全部消える勢いで凄い消えるよね……、絶対死ぬ」

とか、このレベルで数キチなので、相手する俺みたいな敵国や重臣は大変だろうな……。


なお、数キチの相手が明らかに上手いのは傭兵隊長。

「俺、説明されてもわかんねーから!」

って感じのことをハッキリ言うのは、やっぱ大事ですね。

それでいてこの隊長、数キチを護る護る護る。よく出来た社畜かってくらい時間場所構わずに要所で活躍するので、何かポイント高いです。


ちなみに二巻では冒頭から海ですが。水着出ません。

もう一回言います。

水着出ません。

もう一回言いましょうか。いいか。そうか。解ってくれましたか。


でも何で出ないんですかね……。いや、だって、城が水攻めされたらどうするんですか一体……(飛躍)。



なので勝手にデザインして描いてみました。こっちはラフ着彩で御容赦。

芹沢君は僕達の味方なので、数式でかなりキツイ角度を求めてくれると信じています。

しかし描いてて気付きましたが、ドレスの方の胸の黒いの(語彙)、あれブラチラなんだろうか……。一巻の挿画でパンツ黒系(モノクロなので正確には不明)なので、ひょっとすると王女、貴女一体……。


ともあれ良い読書の時間を頂きました。

皆様も、俺みたいな敵国所属かもしれませんが、本の中では「おうおう解ってるよそのくらい! おお!」みたいな感じを得てみるというのは、どんなもんでしょうか。




●「オマケ的なもの」

そんな訳でラフ提示。



左、衣装を見た瞬間に「胸に首からの紐(?)が食い込むよな……」と神の啓示があったので、胸の前後割りを見せたかったというか。ソアラは何か、握った手を手前にしてるイメージもあったので、そこら拾う感じで。

足のホルスターにはハンドガン型のマスケットにしようと思いましたが、シルエットで目を引きたかったのでケンタッキー系のデカいのを差しました。恐らくホルスターが180度回転して、普段は下向きになってると思いますが。えらいソードオフしないと足に当たるな……、とか。


右、つまり本能。ラフ着彩で終えようと思ってたので、逆光絵として解りやすくなるよう、ストローハットかぶせてみました。逆光でも上からの光源回り込みが来る巨乳の偉大さよ……。首にドレス時と同じような飾りをつけてますが「ここだけ日に焼けなくなると、後で公務が面倒か」というので外してます。けど水着の日焼け跡がドレスだと出ますね。



と言う訳で「数字で救う! 弱小国家」電撃の紹介はこちらー。

http://dengekibunko.jp/newreleases/978-4-04-893271-4/

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