戦場の物語でありシンの成長物語。

この本は最初友達に借りて読んだのがきっかけでした。でも、読み進めて行く内に自分たちは最後まで戦い抜く、と言う矜持を持って生きていく少年・少女達にどんどん惹き込まれていって、1巻の終わりの方のシン達が特別偵察に行った後、八十六区を訪れてシン達からの手紙をレーナが読むシーンを読んだ時は涙が止まりませんでした。本当はその特別偵察で果てる運命だったのに、隣国まで行き着いて、自分が考えていたよりも長く生きられるようになって、シンは最初どうしていいのか分からなくなっていたし、死に急いでいるようなところもあったけれどレーナと出会い、話していくうちにその考え方も少しずつ変わっていって…今はこれからも生きていくために必死に変わろうとしている最中で、7巻の最後がとっっっっても気になるシーンで終わっているので8巻が一体どうなるの!?と早く続きが読みたい気持ちでいっぱいです。この作品に出会えて本当に良かったです。