だが断る!
爬虫類のような鱗に覆われた身体。よく見れば亀とは少し違う感じの甲羅。頭頂部を守るためらしい皿。以上、
まぁ、所謂かっぱに似ているわけだ。
それで、黄桜を飲んでいて、ふと気になり出した。
なんとなくカッパの絵には短いしっぽがあったような気がする。どうだっただろう。
でも。まさか尻を見せろとは言えない……。というか、言いたくない。しっぽは見たいけど、こいつのケツを見たいわけじゃない。
特番のお笑いを見ながらけたけた笑っている
「なぁなぁ。お前って、やっぱしっぽとかあんの?」
笑い顔のまま振り返った
「そんなもん、当たり前だろ。無くてたまるか」
当然だったらしい。そうか、やっぱりしっぽがあるのか。……ちょっと気になる。けど、やっぱ見せては、無い。
「てか、えっ。……もしやお前、しっぽ、無いのか……?」
今度は
「うん。無いけど?」
驚愕の表情で
「まじかーっ!? え、ちょっとお前、尻見せてみろ!」
そうきたか。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます