49:オクスリ#ちょっとシモの話をする
俺ことP.N.『
で、今回はちょっとシモの話をしようと思う。結婚するのだから避けようがない話なので一応ね。
ところでこのエッセイを読んだ人は知っとるとは思うが、俺は鬱患いである。精神疾患があるのだな。受診してからそろそろ一年たつけどまだおくすり飲んでます。げひゃー。
で、治療薬の中にかなり重要な薬がある。それが『サインバルタ』と呼ばれるもの。こいつはアドレナリンの供給を抑制してくれる機能をもっていて、常時アドレナリンどばどばで疲れ切った脳の疲労を抑えてくれる機能がある。
一人でいるうちは良かったのだが、このクスリ、実は性生活にかなり影響を及ぼすのだ。
ぶっちゃけ性欲がなくなる。
それまでなんかこうとりあえず帰ってきたらとりま3回ヌいていたような状態(当然30過ぎのオッサンとしては異常。高校生じゃあるまいに)だったのだが、おくすり投入した途端ぱたりと興味を示さなくなった。
飲んだあとなんか1ヶ月ぐらいヌかなくても大丈夫で『おかしい、俺は猿ではなかったのか』と心配になった。完全にエロスから興味を失った俺は創作意欲も徐々に低下し、一日一万文字ぐらい書いてた執筆速度(これも異常。食う寝る仕事以外は常時執筆していた)もスロウリィになっていった。
ちなみに今現在もその状態といえる。なんかこう、興奮しないというか興奮に至らないのだよね。ヌこうという気にならない。
そりゃアドレナリン抑えてるんだから当然だ。おっぱい見ても『あっそう』と流せたときは『俺は不能になったのか』と心配したものだ。
となると彼女氏とイタす時もちゃんと勃たないのである。いや、勃つには勃つんだけど持続力がまるで無いと言うか。エロスへの興味が薄れているためかホワンホワンしているというか。
ぶっちゃけ軽くED状態なのだ。これは由々しき事態である。
現状お互いめっちゃラブである。君が笑うと俺も笑う状態である。お前の味噌汁が俺の胃袋を制圧しているのだ。諸君、嫁を選ぶならメシを上手に作れる人にしようね。肥えるよ。
なのでベッドに入れば自ずとそういう雰囲気になるし、俺としてもちゃんとシたいのだ。少なくとも彼女氏をちゃんと気持ちよくしてあげたい。勃たないだけになおさらその思いは強かった。
っていうか野郎がダしたらはい終わりとか寂しすぎませんかね。女性だってイっていいのだ。っていうかイッてほしいのだよ。愛し合うってそういうことだと思うのだ。
勃たないとわかった俺の行動は早かった。そう、大人のオモチャである。勃たないなら代わりを用意すれば良いのだ。行為2回目の時点で即ポチった。ちなみにディルドタイプのバイブレーターである。
こいつで俺のED状態はとりあえず保留にできた。出来ないことは外注する。社会人になって得た数少ない教訓だ。
そんなわけでオモチャを使うことで解決を試みたのだが今度は彼女氏の方で問題がでてきた。そう、イったことがないのである。
日本の女性でちゃんとイッたことがある人ってどのぐらい居るんだろうか。モノの本によれば明確にイくということを体験したことがない人が結構な数いるそうな。
・女医が教える 本当に気持ちのいいセックス
http://amzn.asia/d/5Luk18D
また彼女氏とイタすにあたって、最初はやはりその瞬間が『怖い』と教えてくれた。どうなってしまうのか分からないので、抵抗があるとのこと。なので世の男性は女性をとても優しく扱って、徐々に徐々に練習していかないといけない。そして自分と相手の心の距離や、信頼関係が必要なのだと思う。でないとこの山は越えられない。
勿論俺と彼女氏も何回も試行錯誤して、彼女氏の協力と献身の末にちゃんとイケるようになった。これは『男がイカせた』のではなく『彼女がイケるようになった』というのが正しい。なにせ頑張ったのは彼女氏なのだ。そのためには男性諸君の献身的な協力と、惜しみない愛と、無償の献身が必要となる。端的に言えばもっと女性を気持ちよく出来るよう頑張ろうず!
お互い信用して、信頼して、ちゃんとゆっくり準備すれば女性だってイけるのだ! 少なくとも俺と彼女氏は乗り越えることが出来た。もし読んでいる人で悩んでいる人が居たら、ちゃんと相手と相談して少しずつ練習するようにして欲しい。イケるっていう事は、やっぱり素敵なことなのだから。
とまぁ女性について語ったわけだが、今度は俺がイケるようにならねばならない。なにせ今の俺はおくすりED状態である。もしおくすりから解脱してしっかり復帰できたとき、多分『膣内射精障害』になっている可能性が非常に高い。これ、良く手淫する男性は多いので『俺は関係ねえや』とか言っちゃう人は我が振り直したほうが良い。
これ治すのはかなり困難であり、こちらもパートナーの惜しみない協力が必要だ。俺も既に手伝って貰う予定をとりつけている。お互いに子供がほしいと願っているし、イケるようになった彼女からすれば『自分ばかり気持ちよくなって、俺氏が気持ちよくなってないからずるい』そうな。だから来るべき日がきたら、お互いにき合って乗り越えようとおもっている。
というわけで割と真面目なシモの話であった。
ではコンゴトモヨロシク。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます