18:プランB#お店の探し方について

 俺ことP.N.『水縹みはなだF42(@Mihanada_f_42)』は婚活をしようとしている。考えられる仮定はどんどこ潰していこう。



 さて、今回はデートに関する『お店の探し方』について。



 といっても難しいことじゃあない。男女の違いを考慮して、何を選ぶべきかというお話だ。


 基本的に男性は力が強く女性は弱い(人類終末兵器よしださおりさんはおいとくとして)。ちゃんとご飯食べてるの? って思うくらい細っこい体つきから出てくる馬力は、運動していない男性よりずっとか弱い。ましてや自分より身長が低いとあればなおさらであろう。


 これについて1番懸念しているのが『歩行距離』だ。


 実は俺、一旦散歩に出ると6時間ほど歩きっぱなしでも大丈夫なぐらいうっかりなのである。ポケーっと歩いてたら『おいおいジェフ、何故夕日が出ているんだい?』となることもしばしばだ。人間の歩行速度は時速2~4km程度だとして、最低でも10kmは歩いていることになる。


 これは女性にとって非常にキツイようだ。ようだというかキツイのだ。どうもモノノホンによると2hに対して1h休憩が欲しいという。これは盲点である。失敗の原因として真っ先に上るだろう点だ。



 ということでまず抑えねばならないのは休憩ポイント……つまり『カフェ・喫茶店』だろう。



 デートの平均時間はよくわからないが、だいたい6~7時間は時間をともにする事になるだろう。ウチ1回がお昼に使うとしても、1回のデートで1~2回はカフェを利用することになる。


 実に4割の時間が休憩になるということだ(ただしネズミーランドを除く)。さらに歩幅も合わせて歩くとなると移動可能距離は更に狭まり、駅から2~3km四方が関の山ではないだろうか。まぁ大体駅周辺が賑わってるからそれでいいのだとは思うが。


 となるとまず押さえるべきポイントは休憩可能な喫茶店の位置になる。これについては昨今のIT技術躍進の甲斐あって『オッケーグーグル! 喫茶店を教えてくれ!』とスマートに話しかければだいたい教えてくれる。


 そう、俺が付けているスマートウォッチは『オッケーグーグル』で起動するのだ……。これが『ジャイアントロボ~地球最後の日~』の草間大作少年みたいでかっこいいと密かに思っている。なお御年32歳の大人しょうねんであるからして。


 とはいえ行き当たりばったりすぎるので、事前調査はしておくべきだろう。つまるところ『存在を把握』しておいて、『道順だけをその場で把握』する。調べれば分かることは覚えておく必要はない。ただインデックスとして脳裏に収めておけばよいだけだ。



 次に目的地について。これはカウンセラーさんと要相談なのだがテーマを決めて行けば良いような気がする。


 17回で纏めたように、デートはもてなしの一環。だとすれば目的地にあったコースを選択してやればいいということになる。この時重要なのは、複数の予備プランを考えることじゃあなかろうか。


 たとえば水族館に行くとしよう。突然の事件で水族館に入れなくなった、あるいは目玉がなくなったらどうする。かなり残念なことにならないだろうか?


 いやいやそんなこと……実際あった事件なので以下参照してほしい。


・JCastニュース

https://www.j-cast.com/2017/11/09313442.html


 サンシャイン水族館の大水槽で、お魚1,200匹が死滅したという事件である。デート当日このようなことがあったら流石に途方に暮れてしまう。


 なのでプランBの用意が不可欠なのだ。決して『あ? ねぇよそんなもん(ドム感)』などと言ってははいけない。


 だからメインストリームを練りつつ、サブストリームを描く必要がある。それは例えばショッピングモールでお買い物でもいいし、別の見どころに移動してもいい。


 ようは最終的に『残念だったね……』ではなく『楽しかったね!』で終われればいいわけだ。しかしながら何処までプランを考えるかといえば無限に思いつける為中々難しいものがある。


 これについては時節のお祭りや旬のものをメインに据えて、通年で定番になるものをサブに持ってくるのがいいのではなかろうか。



 なんにせよ相手が楽しんでくれるのが第一であるので、要相談事項だろう。

 たださり気なく聞くということが出来ないのだよなぁ……そこら編は課題だな。



 ではコンゴトモヨロシク。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る