昔、お坊さんと話す機会があり、彼ら曰く歴史的事実と宗教的解釈は別に考える、とのことでした。
つまり、ブッタが旅をして各地で説法して回ったのは歴史的事実。ブッタが母親のワキから生まれ天上天下唯我独尊と言ったのは宗教的解釈。
といった具合です。
また、かつてローマ人にとって太陽は英雄神でしたが、それが燃え盛る天体だとも理解していたといわれています。
案外、矛盾するような考え方も心持ち次第では両立可能なのかもしれないですね。
作者からの返信
そうですよね。
歴史的事実と宗教的解釈は別物だと理解するのは、簡単なようでいて難しい。
理解できているのは一部の人間だけ。
なぜなら、宗教的解釈を前提に基礎教育がされますからね。
昔の人達は発想力も素晴らしいですが、星を観察する機材もない時代にそんなことまでわかるのすごいですよね。
進化論と創造説の話が埋葬方法の差異になるのは斜めな考えで面白いですね。
私自身は、宗教とは(科学の宗教的側面も含めて)、「群盲、象を撫でる」ということだと思います。神や世界の真実は、人には理解しがたいことであり、それぞれの立場や方法論でわずかな一面の真実に触れるのみではないか、「これが世界の成り立ちだ」と語ってしまうこと自体が傲慢であり間違いであり、かつ同時に、それぞれにとってやはり真実なのだ、と考えています。
あと、細かいことですが、ヒトは猿から進化したのではなくて、単に共通の祖先を持っているだけです。たとえるなら、チーズとバターの元は両方ともミルクであり、バターをチーズにすることはできないのです。
作者からの返信
私が埋葬方法と結びつけたのは、《胎内回帰》と《自然》を結びつけたのが始まりです。
よく、大地も海も《母なる》と表現しますよね?
そして、《胎内回帰》…。
『母の胎内に還りたい』
ということは、埋葬方法によって還る所は違うのかなぁ…と思ったのです。
還る場所が違うという事は、産まれた場所も違うという事になりますよね?
そんなこんなで、結果的に結びつけてみました。
日本の様に、火葬して骨壷に入れてしまうと、《大地に還る》のとは、少し違うと思うので土葬として考えました。
漫画や小説の知識になってしまいますが、西洋の埋葬方法が土葬なのも、もしかしたら関係あったりするのかな…単純に施設が整っていないからなのか……。
そうですね。
宇宙…そして地球や人類の誕生なんて、最終的には「真実は1つ!」なんですけど、現在の我々は、《推理段階》に過ぎないと思っています。
だって、当事者が生存していない案件ですからね…
どんなに素晴らしい推理ショーをしても、この件に関して審判者は存在しませんからね。
とてもわかりやすい解説ありがとうございます!!
細かいだなんてそんな…
私が知らなかった事を教えて下さって、とても感謝しています。
当時の私達にも教えてやりたい。
『動物園の猿を引き合いに出すな』…と。
最近では進化論が科学的に補強されて創造説は立つ瀬がなくなってしまってしまい、創造説を支持していた人々は「確かに生き物は進化するがそれは神のご意向によるものである」と主張を変えているようですね。
僕は生物学徒なので創造説はあり得ないと思っていますが、進化の大部分がダーウィンの「自然選択」(生存に有利な特徴を手に入れたものが生き残る)ではなく木村資生の「遺伝的浮動」(多数派になる特徴は偶然によって決まる)によって説明されることが明らかになっていたりして、そういう偶然の進化に神を見出すのは個人の自由なのではないかな、などと考えたりもします。
《科学》もひとつの考え方という意味では宗教と同じですし、いつかどこかで科学と宗教が親和する日が来たら面白いですね
作者からの返信
「確かに生き物は進化するが…神のご意向によるもの…」
まさに、私が昔言われたのはそういう意味だったんだと思います。
『動物園の猿は人間の様に進化する気配が無い。だからこそ、人間は人間として創られた』
と、言いたかったのでしょう。
私が以前拝見した、クリスチャンの先生による講義の動画では、ダーウィンの考えを軸に話されていたと思います。
年代名は忘れてしまいましたが、1番古い地層からルーツになる化石が見つからないんだとか。
ある年代から、突然見つかり始める様になり…
今思えば、突然地球に現れたのなら、宇宙人とかでも説明つけられますね(笑)
精神安定剤等の、リラックス効果が期待される薬等が開発される昨今ですから、独自で開発した薬剤等を利用すれば、ある意味科学と宗教の融合なのかもしれません。
こんばんは(^^)/
なるほど、知的興味をそそられる話題ですね!
僕は純粋に、両親(健在ですが)と同じお墓に入るんだろうなあ、と思っています。
宗教や生き方を考えるより早く、『小説を書かせろ!』と思うような人間なので(^^;
何だかまともじゃないですけれど(笑)
取り敢えず、子や孫に「時々でいいから」想いを寄せてもらえる距離にはいたいですね。亡くなったとしても。
作者からの返信
私はこの年になって反抗期真っ盛りなので、「同じ墓になんて入りたくない!」て言い張ってるんですけどね(笑)
でも、やっぱり病気等で若くしてお亡くなりになるニュースとかを見てると、わからないですもんね…。
なんか、遺言的なやつも時間がある時に準備した方がいいのかなって時々思いますもん。