応援コメント

運命の日《魔法暦100年》 前編(4)」への応援コメント

  • デスティンもひっそりと砲台役で参加してたんですね! なんだかんだで戦いの場に姿を見せるとは、律儀ですわ。人類存亡の危機だから個人的感情より優先したのかも。
    そして影の王の包囲戦用仕込みが、数年掛けて撒き散らした影の子という、この辺りに狡猾さというか、周到さが伺えますね。なんらかの知能がありそうな感じだけれど、意思疎通出来そうな感じで、動物的な本能なのかなと思う次第。
    今のところ魔法士側が圧倒的に安定した強さを誇ってますが、ここから次第に消耗戦へと突入しそうな、影の王がどの程度の余力を残しているのか、また続きも読みに来ます!><

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    魔法歴94年の決戦と同じく、影の王は手ごまの軍勢を用意し、包囲網の外側から魔法士たちを攻撃してきました。毎日、黄昏の時間に姿を現していたのは、自分の分身をレジスタ国中にばらまくという目的があったのです。

    影の王と影の軍勢によってはさみ撃ちになるところでしたが、聖弓魔法奏団には前後という概念がないためむしろ優位に戦局を進めています。前後の概念がないのは、供給役を移動させずにあらゆる砲台から連結魔法弾を放てるからです。オブジェクト指向を利用した、アキムのアイディアによるものです。

    デスティンは仕組みを実行するのに必要な魔法士を育成しました。また、自身も砲台役として運命の日の決戦に参加しています。律儀で責任感の強いキャラクターです。

    一方で影の王には狡猾というか、何か意思を持っていそうな違和感があると思います。そのあたりの疑問は間もなく確かなものに変わります。戦局も動きます。物語は勝敗のうえでも、謎の解明のうえでもクライマックスを迎えます。