応援コメント

運命の日《魔法暦100年》 前編(2)」への応援コメント

  • 非常に精密にシステマチックに構成された長篠の戦い的な感じで、常に火力が途切れない様、常に一定火力を維持出来る様、きっちりタイミングを区切って、魔力装填の時間を詰めているという、これはいけそうな。
    しかしこのまま無傷で押し切れたなら、火力が途切れたりする心配は無さそうだけれど、何かのはずみで綻びが出ると、火力の途切れるタイミングも出て来て、そこから影の王の反撃が発生しそうな怖さもありますね>< そうならん為の訓練を積んできているとは思うものの、いけるのかどうか、また読みに来ます!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    長篠の戦いをシステマチックにした内容に間違いありません。最新の重火器でさえ、結局は鉄や鉛の弾を飛ばすわけですから、種子島銃をシステマチックにしたものだと思います。やっていること=機能は変わっていません。

    本作は戦記物であり戦いがモチーフですが、このエピソードはプログラムそのものです。コンピューターで言えばCPUなど限りあるハードウェアを有効活用し、求められる仕様に対して高速化、効率化、リスク回避を突き詰めたものがソフトウェアであり、プログラムです。アキムたちは影の王を倒すプログラム……とは言いすぎでした。

    聖弓魔法奏団は魔法弾を集める小集団に被害が生じても、魔法弾供給の機能に影響はありません。火力が途切れる心配は無用です。オブジェクト指向で設計したプログラム同様にバグや事故に対しては堅牢です。問題は、たとえ強力な銃火器をもってしても戦車を相手にしたら踏み潰されてしまうことです。力VS.力、最後はそこに行き着いてしまいます。

    蛇足ですが、エピソードがプログラムということは、プログラマーはこういう面倒なことを日々考えていることになります。作者の経験で言えば、プロジェクトの初期はこんな感じでした。本作を楽しく読んでいただけた方は、プログラマー適正◎(パワプロ表記)だと思います。作者は設定から考えたとはいえ、頭痛に悩まされたのでもう厳しい現場は無理かもしれません。(執筆しておいて申し訳ございません。)

    次のエピソードも似た内容です。そのうち大きな変化があります。