応援コメント

新・聖弓魔法奏団(3)」への応援コメント

  • 魔法士全員が同じ属性を放つには、魔法士全員の質と練度が高く無ければならないけれど、この方法ならエネルギー供給を担う魔法士が低練度かつ低品質でも、エネルギー供給を担うという任務は確実にこなせるという、理に適っている感じです。時間と人員の少なさを考えたら、多少危険でもこの方法がベストかも、砲台役と属性負荷役をしっかり訓練しなきゃいけないという難しさはあるものの、少しの動揺で総崩れしそうな過去の布陣よりは安定してそうな。しかし腕を焼いて失敗の様子を再現するという、学ぶ方としては真剣度も上がるし、これを見て怖気づかない人員も選別できそうだけど、どれくらいの人員がついて来れるのか、今後どうなるのかまた読みにきます!

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    今回のエピソードに登場した、無属性の魔法弾に後から属性付加させる方法は、かつてアキムが魔法属性を合成しようとして失敗した副産物です。懐かしい失敗例を利用して、新たな武器を作り上げるところにアキム個人の柔軟性が表れています。

    また、自分の手を焼いてまで実験を見せる部分には彼の狂気が見えます。もう、肉体的痛みなど痛みではないといった異常性は、周囲への波及効果を狙ったものではなく、素で狂っています。もちろん集中力にかげりはありませんし、感性がずれたわけではないのですが、求道者というより復讐者に近い状態です。面倒な主人公ですが、読者様には是非ついてきていただきたいと願っております。

    さて、魔法士の連携もアクロバティックで複雑なものに昇華しました。来たるべきところまで来たというか、これ以上は設定の面でも存在意義の面でも意味がありません。影の王と戦う手札が出揃った状態です。いよいよ決戦……の前に解決すべき問題が残っていたというのが次のエピソードです。