応援コメント

新・聖弓魔法奏団(1)」への応援コメント

  • 聖弓魔法奏団と名前を改めた辺りに、勝利した先の社会を見ている感があって良いですね。そして皆の制服を統一して隊員たちに差を設けないという辺りも、多くの死者が出た戦地より帰って来たアキムらしい着眼点だなと思う次第です。細かい所であっても、これは着いて行く者にすれば嬉しい配慮だろうなと。
    その上で、アキムが新たに考案したという画期的な陣形や技術の真価がどんな物か、やはり演習シーンを読んでみないと解らないので、これは続きが楽しみですわ。
    あと、とうとう集団を率いる事になったアキムが、デスティンに感心するという下り、アキムの成長と見る目の確かさが感じられるのと同時に、デスティンももう少し何かが違えば、もっと良い方向に物事が流れたのだろうなと思えて、寂しくもある次第でした。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    柔軟性を持たせた魔法士の集団「聖弓魔法奏団」の出発です。過去の聖弓魔法兵団との違いを比較すると、敗北の経験を生かした工夫が随所に見られます。現実のプログラミング概念「オブジェクト指向」を集団戦法に応用したものです。

    次のエピソードで本格的な説明が始まりますが、わかりにくい点、イメージしづらい点などありましたら遠慮なくご意見(ご質問)いただきたく存じます。

    数字を使わずに数学を説明するようなもので、プログラミング言語を使わずオブジェクト指向を解説するという無茶な試みから執筆をスタートしています。

    ソフトウェアやプログラミングの概念を小説で伝えるという本作の中心テーマでもあります。プログラミングコードを交えた実践編はありませんので、利点がなんとなく頭に浮かべば作者として幸せです。

    (聖弓魔法奏団が自由と平等を重んじた民主主義的な集団だという点もオブジェクト指向と少なからず関係しています。微妙なニュアンスの違いもあり、プログラマーによっては見解が異なるかもしれませんので、補足程度にいたします。)