応援コメント

仇敵の弱点(4)」への応援コメント

  • 影の王の欠片、水に浸すと水と接している部分を外殻の様に変化させて、水を防いでいる……と、アキムは判断した感じなのかなと。つまり水は有効だけれど、外側を硬質化されてしまうと、内部が生きた状態になると。こうなると、風の魔法も本来は効果があったけれど、何らかの方法で影の王に克服されてしまったのかも。
    この実験結果を以てアキムは何か糸口を発見した感じですが、僕は後ろで見ている魔法士達と同じく、これは勝てるのだろうかと心配になって来ている次第><
    しかし水が効果的だろうという目星をつけていたとしても、粘土状の欠片を素手で掴み出すというのは、かなり勇気が要りそうな、しかし試さなきゃ分からない事だし、影の王の実験、怖いものですわ。。。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    影の欠片の実験は肩透かし……どころか、2度目のやぶへびでした。鉱石のような表面、堅い外殻が弱点の水の浸入を防いでしまうという設定です。

    作者自身も先日、このエピソードを読み直しましたが、1人称視点にも関わらず読者の置いて行き方がひどい。主人公が暴走しています。

    あえて主人公だけ気づいたが読み手にはわからない、という展開にしたのは謎がわかったときのカタルシスを生み出すためです。クライマックスへの伏線というか、目立つ仕掛けです。

    音楽でいえば、サビの前に音が聞こえなくなるほど小さくなるような演出でしょうか。音量設定を上げたら上げたで、その後にサビが始まり耳が痛くなるやつです。詳しくはありませんが、不快→快感のカタルシスの演出だと思っています。

    とはいえ、1人称で主人公と読者様のリンクが切れるというのはいけません。今は忘れていただき、最終章で「火と水を同時に扱う」ことが何か、楽しんでもらいたいと思います。(「毒」表現です。本当に読者様には御迷惑おかけします。)



    <追記>
    内容がわかりやすくなるように、加筆・修正いたしました。1人称視点の小説としてアキムの心情から読者様が離れてしまう問題を解決するためです。影の欠片の表面が鉱石のようになること、その対抗手段については手の込んだトリックではありません。単に謎めいているだけなのですが、ここでスルーしても後から「そういうことだったのか」と思えるような表現にしてあります。

    今まで拙作のこのエピソードで混乱された方にお詫び申し上げるとともに、修正のきっかけをつくってくださった九十九様にはこの場にて感謝申し上げます。(本当にありがとうございました。今後とも違和感などあれば何でもお願いします。)

    編集済