応援コメント

影の王攻略戦《魔法暦94年》 後編(3)」への応援コメント

  • おおお・・・地獄の様な惨劇に発展してしまってますね;;
    これは影の王に大打撃を与えるべく、魔法士の陣形や装備を、大艦巨砲主義な方向へ特化させ過ぎた事が原因でしょうか; ゲリラ戦を仕掛けて来る散兵の様な影の子に、対応しにくいというか、それ以前に風魔法が有効だと新聞記事を書いた記者はつるし上げられるべき大誤報なんじゃないかと思う次第です。
    アキムの機転で第十六部隊は持ちこたえられそうですが、レッドベース先輩・・・これは仕方ないとはいえ、強烈な手段で部隊を維持しましたね・・・司令官であるディスティンの声も無く、ティータの無事も解らず、撤退するにしても号令を出せる者がいないという、これは厳し過ぎる状況ですわ・・・

    作者からの返信

    感想ありがとうございます。

    魔法士たちの陣形が大鑑巨砲主義で、それ故に窮地に陥ったというご意見は当たっていらっしゃいます。聖弓魔法兵団は数百名の魔法士集団ですが、一隻の巨大戦艦みたいなものです。中央に主砲とも言うべき、大砲弓(バリスタ)が配置されています。

    直角Vの字型に広げた両翼の中央に大砲弓(バリスタ)があることから、陣形全体がひとつの弓矢というイメージです。弓矢型の戦艦とも言えます。

    敵の親玉である影の王が動かずとも、多数の影の子に陣形を崩される状況は、戦闘機に攻撃を受けて沈みゆく巨大戦艦という喩えが当てはまります。

    ただ結果として大鑑巨砲主義の失墜と似た展開になったわけでして、作品内で扱っているのはネットワークのサーバダウンに見られるような一極集中型システムの欠陥です。(アキムが過去に指摘していた部分です。)

    物語にする過程で、戦記物が好きな読者様の興味を引く演出を上手く利用できました。そのあたりは試行錯誤の賜物です。楽しんでいただけたのでしたら作者の苦労も浮かばれます。

    編集済