うおお・・・圧倒的な成果を上げたのにも関わらずこの仕打ち・・・。足の引っ張り合いで国が滅びそうな勢いを感じますが、ティータがどうなっているのかも非常に気になるし、この状態から解放される事があるのかという、デスティンはこれ、かなり非情かつ嫉妬深い人物なのでしょうか。というかエキストがそもそもアキムを嫌っていたからかもですが、いずれにしても世界の存亡が掛かっているのになんという、非常につらいですねえ;;
作者からの返信
感想ありがとうございます。
評価が分かれる主人公受難のシーンです。ネット小説では主人公が窮地に陥るのは良くないというご意見と、ここから話が面白くなったというご意見のふたつを頂いています。実際にアキムは人生のどん底を経験します。さしあたって、演出内容を変更する予定はございません。
デスティンは何事も徹底するタイプですね。敵と見なした相手に容赦しません。男性読者からは嫌なヤツという感想をいただく反面、女性読者からは(別のシーンも含めて)むしろ魅力的だという感想をいただいております。不思議……というわけではなく、作者自身も卑劣漢ではなくセクシーな現実主義者として描いています。
簡単に申しますと、現在の日本で成功するタイプとしてデスティンを創作しました。新進気鋭、若手実業家のようなデスティンが同姓から嫌われ、異性から好かれるのは物語として成功している部分だと思っています。
一方でアキムは古いタイプでしょうか。コツコツ努力すれば報われると信じています。時代錯誤なのですが、時代を創るのはどちらのタイプかわからないというのが両者の関係の見どころです。
大変なことに!
なんだか裏で政治的な動きがあったように感じました。凄まじい力を開発したアキムは、現実的には口を封じられやすい立場ですね。
あ、私は主人公の受難シーンのある小説は好きです。
作者からの返信
感想ありがとうございます。
主人公アキムが地獄のような目に遭うシーンです。肉体的苦痛ではなく、精神的苦痛であるところに現実のパワハラが抱える闇を表現しました。十代ではいじめ問題にあたりますが、本作は大人の社会を舞台にしています。権力や暴力を使った私刑(リンチ)です。
被害対象となるのはアキムのような実力主義と純粋に向き合うタイプです。加害者は反実力主義とでもいうべきでしょうか、組織内の立場にこだわるタイプです。日本では平成後半から、研究職を中心に権威主義が横行し、若い世代が育たなくなる現象が発生しているようです。
その中でどう生きていくべきかをこの後、描いています。フィクションかつエンターテイメントなので面白く、深くです。そういった意味で本作は非常に不真面目な作品だと思います。現実のつらさから目を離すことのできる気楽な物語の方がはるかに真面目です。ネット小説としてはニッチかつ不真面目な作品ですが、楽しんでいただければ幸いです。