ハイロックさんの「狂騒曲バーレスクTOKYO」
ハイロックさんの「狂騒曲バーレスクTOKYO」
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885933391
彼女との間に問題を抱えた男がバーレスクTOKYOにのめり込むお話。
いちいち「はーくそ野郎くそ野郎はよ死ねやなんやこいつ」と思って読んでいたのでラストですっきりしました。
それはともかくメリハリがあってお話として楽しめたと思います。
ただどんでん返しがあったときに「あ、そうだったのか!」という驚きはあったものの、細かいところを見るとどうなのかなと感じます。
ナナの件に伏線はあります(しかしLINEのリリースは2011年6月らしいので時系列的にどうなんでしょうかとは思いました。あと主人公の事情を知っているのに嫁が死なないかとか言う親友もこわくないですか)が、レニの件には特に彼女の事情を示唆する部分はなかったように思います。また主人公がレニに恋したのは彼女の外見が好みだったというだけで彼女のダンサーとしての部分に思い入れているようには見えなかったので、三話のレニへ不満をぶちまけるシーンで「いやお前はキャバクラとしてしか利用してなくない?」と感じました。主人公の経済状況ももうちょっとわかりやすくしたほうがいいのではないかなと思います。七年彼女もいなくてあまり贅沢してる様子でもない主人公の暮らしぶりで、そこまで追い詰められるほど困窮するでしょうか。
あと個人的な好みの問題かもしれませんがこれ読んでもあまりバーレスク東京に魅力を感じないというか、youtubeで千本桜見ろとか素晴らしいショーとかちょっと味も素っ気もない気がします。
disってる方らしいので「厳しめでいいか…」と思って書いたのですがお話としては普通に楽しめました。
カクヨムの短編読みます。 古池ねじ @satouneji
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